「節約の仕方が分からない」「なかなかお金が貯まらない」と悩んでいませんか? 保険マンモスが実施した節約術に関するアンケート調査によると、年間1万円以上、節約できたという回答は約6割だったそうです。今回は本アンケート結果をもとに、実際に貯金できた人が、日々実せんしている節約術について紹介します。



■何を節約する? 日々の節約に関する調査

 本アンケートは、今年の3月16日(水)から3月17日(木)までの期間、節約を日々意識している、節約を実せんしている男女500人(女性334人/男性166人)を対象に実施したもの。

 まず「何を節約していますか?」という質問で、日々節約しているものに関するアンケートをとった結果、500人中377人が「食費」と回答。今日からでもできる節約なので、取り組みやすいというのが理由といえるしょう。

 次いで多かったのが、「水道・光熱費」。電気をこまめに消す、シャワーを出しっぱなしにしないなど、家族で協力して節約に励んでいる人が多いようです。

■コツコツ貯めることが大事!

 続いては、どのようにして節約しているのか、具体的な節約術について質問。特に多かったのは、「格安スマホに変える」、「自炊する」でした。特に格安スマホは、これまでのスマホ代と比べて、費用を2分の1から3分の1に抑えられることも多く、かなり大きな節約になると考えられます。

 また、現金でお買い物をするよりも、「クレジットカードやQRコード決済を使うことでポイントを貯める」という意見が多くみられたそうです。1回のお買い物でもらえるポイントは小さくても、「塵も積もれば山となる」の精神で、コツコツ貯めることが大事といえるのではないでしょうか。

 そのほかにも、「つい使ってしまうお金を節約する」こともポイント。衝動買いをやめる、お腹が空いた状態で買い物に行かないなどの意識が、節約への近道といえるかもしれません。


■節約を頑張った人が減らせた支出額は?

 では、節約を頑張っている人たちは、実際どのくらい支出額を減らすことができたのでしょうか? 本アンケートの結果によると、最も多いのは1万円から2万円でした。

 中には2万円以上節約できたという人も。このくらい支出を減らせたら効果が見えてさらにやる気につながりそうです。

■日々の節約で意識したいポイントとは?

 節約は効果がみえると楽しくなりますが、一見、節約と思われることが実は違ったということも少なくないそうです。

 例えば「割引」、「限定」、「タイムセール」という言葉に引き寄せられ、本当は買う予定のなかったものまで買ってしまった経験はありませんか? 食材を買いすぎて無駄にしてしまったり、買ってから「なんでこんなものを買ったのだろう」と後悔したりしないよう、本当に今買わないといけないのか、冷静に判断することも必要といえます。

 また、安ければいいというものでもないそうです。安く購入できたものがすぐに壊れてしまうよりも、ある程度のお金を出して長く使えるものを入手したほうが、結果的にはお得になることがあるといいます。

 さらに、「食材でなければ腐らないから、安いときにまとめ買いしたほうがお得!」と思われがちですが、安いからといって予算オーバーしてしまったら元も子もありません。食材はもちろん、そのほかの品目についても月の予算を決め、その範囲内で買い物することを心がけるとよいのではないでしょうか。

 何よりも、不要な買い物をしないことが節約への近道です。まずは日々の支出に関して、自分なりの基準を定めてみるとよいかもしれません。

■具体的な節約術に関する調査結果

<多かった回答>
・携帯電話を大手キャリアから格安スマホにした
・できるだけ外食をやめて自炊をするようにした
・お昼はできるだけお弁当をつくるようにした
・スーパーでの買い物は必要なものだけを買う
・食品の買い物を週に一回のまとめ買いにした
・自動車保険・住宅ローン・生命保険・電力会社の乗り換え

<ためになる具体的な節約術>
・キャンペーンごとにキャッシュレス決済を使い分けて支払う
・d払い+dカード+dポイントカードでポイント三重取り
・楽天銀行、楽天証券、楽天クレジット、楽天ペイで楽天ポイントを大量に取得して、そのポイントで色々とまかなう
・照明器具をすべてLEDに交換
・クレジットカードの一本化
・シャワーヘッドを節水のものに取り替える
・トイレの便座の保温をやめて、便座カバーをつける
・子どもが水を出しっぱなしにするので、洗面台の下の元栓を軽く締め、水量が出ないようにしている
・太陽光でお湯が沸くグッズを購入し、晴れの日にはベランダでお湯を沸かしている
・肉類、米、酒類はふるさと納税で手に入れる
・電気とガスを一つの会社にまとめた
・自家用車を売却し、カーシェアへ変更。
車検や保険、駐車場代が減った

<少数回答でも気になるもの>
・推しのお笑い芸人のライブの遠征に行くのをやめた
・アンケート回答でポイントを貯めて食費に当てた
・スーパーに行く回数を週1回に減らした
・服をセールで衝動買いするのをやめ、高くても気に入ったものを長く使うように変えた
・10年近く使ったエアコンと冷蔵庫を最新のエコなものに買い替えた。
井戸水利用で水道代が浮きました
・生命保険を辞めた
・お腹がすいているときには、スーパーへは行かない

【「本当に効果があった節約術」概要】
調査対象:節約を日々意識している人、節約を実践している人
調査日:2022年03月16日(水)~2022年3月17日(木)
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(女性334人/男性166人)

編集部おすすめ