俳優の仲野太賀が主演を務め、草なぎ剛や伊藤沙莉らが共演するドラマ『拾われた男』が、ディズニープラスのスターにて今夏に独占配信される。このたび、本作の音楽監督を岩崎太整が務め、豪華アーティスト陣による数十曲に及ぶオリジナル楽曲が制作されることが発表された。



【写真】『拾われた男』音楽監督は岩崎太整が担当

 本作は、個性派俳優の松尾諭が自らの波瀾万丈の俳優道をつづったエッセイ「拾われた男」(文藝春秋)をドラマ化した、笑いあり涙ありのヒューマンドラマ。

 主人公の松戸サトルを演じるのは、若手演技派の仲野太賀。その兄タケシ役に草なぎ剛、サトルの運命の女性である比嘉ユイ役には伊藤沙莉と、実力派キャストが集結した。監督は、連続テレビ小説『あまちゃん』や大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の井上剛が担当。脚本は、映画『百円の恋』『喜劇・愛妻物語』の足立紳が務める。

 物語は、売れない役者の松戸サトル(仲野)が、自販機の下に落ちていた1枚の航空券を拾うところから始まる。
サトルと数々の個性豊かな人々との縁が紡ぐ予測不能な出来事、そして運命の女性との出会い。つつましくも幸せに暮らしていた中、突然の1本の電話により、アメリカに渡ったきり音信不通だった兄タケシ(草なぎ)が遠く離れたアメリカの地で倒れたことを知る。兄を迎えに行くためアメリカに旅立ったサトルが、そこで見たものとは。そして、サトルとタケシの運命は―。

 本作の音楽コンセプトの背景にあるのは、人との現実の<繋がり>が難しくなってしまった現在。<偶然>に拾われ、様々な人と<繋がり>ながら繰り広げられる、サトルの数奇な人生を疾走感と泥臭さの入り混じったSoulやFunkといったサウンドを中心に表現し、<人間味>を重視しながら描いていく。


 そんなコンセプトをベースに、音楽監督を務めるのは、日本アカデミー賞最優秀音楽賞に輝いた『竜とそばかすの姫』や、『モテキ』『全裸監督』シリーズなど、ジャンルを問わず多くの実績を積み上げてきた作曲家・岩崎太整。

 岩崎に呼応し、テーマ曲を含んだ数十曲に及ぶオリジナル楽曲を手掛けたのは、ジャズバンド・SOIL&“PIMP”SESSIONSの社長、長岡亮介、ヒップホップバンド・韻シストのTAKU、ロックバンド・Suchmos/賽のTAIHEI、さらにDJ Mitsu the Beats、EVISBEATS、DJ KAWASAKIなど名うてのトラックメイカーを含む豪華なメンバー。彼らがそれぞれの個性を発揮した楽曲を制作している。

 さらに今回、本作のために結成されたスペシャルバンド「Lost Band Found」のメンバーも発表。ヴォーカルをEGO‐WRAPPIN’の中納良恵、ギターを長岡亮介と韻シストのTAKU、ベースをTENDRE、ドラムをYasei Collective/Gentle Forest Jazz Bandの松下マサナオ、キーボードをSuchmos/賽のTAIHEI、トランペットをSOIL&“PIMP”SESSIONSのタブゾンビ、サックスを栗原健、トロンボーンを滝本尚史、パーカッションをYOUR SONG IS GOODの松井泉、そしてAgitatorをSOIL&“PIMP”SESSIONSの社長が務めている。

 本作の音楽監督就任について、岩崎は「本ドラマのテーマの一つに<人の縁>というものがあります。
今回は音楽もその縁を大切にしたいと考え、まず年来の知己であったSOIL&“PIMP”SESSIONSの社長に相談しました。すると、その縁の雫は彼の力によって瞬く間に素敵なバンドへと変わりました。監督の井上剛さんから託された縁のバトンが、このような特別な繋がりを作ってくれたことに感謝します。是非このチームで作る音楽も、ドラマと共に楽しんで貰えると嬉しいです。ご期待ください」とメッセージを寄せている。

 なお本作は、観客を入れた公開ライブ形式での音楽収録を4月15日に実施することを決定。
ディズニープラス公式アカウントをフォローして、キャンペーン投稿をリツイートした応募者の中から抽選で50名が招待される。

 ドラマ『拾われた男』は、ディズニープラスのスターにて今夏独占配信。