英王室のウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の長女、7歳のシャーロット王女が、9月に亡くなったエリザベス女王が即位前に持っていた称号、エディンバラ公爵夫人を継承する可能性が浮上した。

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 MailOnlineによると、これまで弟のエドワード王子が引き継ぐと見られていたエディンバラ公爵の称号を、チャールズ国王が7歳のシャーロット王女に引き継がせようと検討しているそうだ。



 エディンバラ公爵は、エリザベス女王の夫フィリップ殿下が保持していたもので、王室で最も高位の称号だという。1953年に即位するまで、エリザベス女王もエディンバラ公爵夫人だった。

 関係者は、「話し合いが行われていますが、国王が望む結果は、シャーロット王女が引く継ぐというものです」「かつてエディンバラ公爵夫人だった女王を偲ぶのにふさわしい形になるでしょう。それに陛下が王位継承順位を尊重する方法でもあります」と明かしているそうだ。

 シャーロット王女は王位継承順位第3位で、父のウィリアム皇太子と兄のジョージ王子に次ぐ。かつて、キャサリン皇太子妃の第1子懐妊がわかった際、英王室は長子相続制度を改定し、女児が誕生した際も男児と同じ権利を持つようにした。結果として、ジョージ王子が生まれ、シャーロット王女は第2子として誕生したが、この変更はとても重要なものだそう。

 亡くなったエリザベス女王とフィリップ殿下には、同じく第2子に娘のアン王女がおり、シャーロット王女の立場と似ているが、王位継承権はアン王女とは異なるという。「シャーロット王女は英王室で初めて、弟に継承順位を越えられることのない女性メンバーです。彼女の立ち位置は、歴史的に見て非常に重要なものです」と専門家。

 「例えば、兄のジョージ王子に子どもが生まれなかった場合などに、即位する可能性があるため、シャーロット王女がふさわしい称号を得るということは、憲法上重要となります」と明かしているそうだ。

 なおこれには、現代的な考えを持つチャールズ国王の、王室をスリム化させようという思惑も反映しているとみられている。

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