ミュージカル映画『シング・フォー・ミー、ライル』の主人公、ワニのライル役の日本語吹き替えを大泉洋が務めることが発表された。大泉にとって本格的なミュージカルは初挑戦。

大泉の特別インタビュー映像も解禁された。

【動画】大泉洋「ショーン・メンデスと向き合い続けた日々でした」 映画『シング・フォー・ミー、ライル』インタビュー映像

 『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが贈る本作は、ショーマンのヘクターをオスカー俳優ハビエル・バルデムが演じ、ニューヨークを舞台に、“歌うワニ”のライルがその歌で人間と心通わせる様子を、オリジナル楽曲とポップソングから成るミュージカルナンバーと共に描き出す。言葉を話さず、歌でしか思いを伝えられない主人公ライルは、オリジナル版ではシンガーソングライターのショーン・メンデスが務めている。

 大泉は2022年夏から歌のレッスンに集中的に取り組み、英語詞のオリジナル曲をマスターしてボイステストを見事クリア。その歌声は、審査した米国のクリエイティブ・スーパーバイザーも「スウィートでエモーショナルで、純粋で温かった」と絶賛するほど。

 大泉自身も今回の役どころを「自分のなかで久しぶりにやってみたいと思うような、新たな挑戦だった」と振り返り、おしゃべり上手な国民的俳優が今回ばかりはせりふを封印。「あれは『歌』ではなく、紛れもなく『芝居』だった」と語る渾身(こんしん)の歌声で、繊細に色鮮やかにライルの思いを伝え、新境地を見せる。

 特別インタビュー映像では、大泉がボイステスト当時の様子や、源頼朝にふんした姿で練習したエピソードなどをユーモアたっぷりに語り尽くしている。

 映画『シング・フォー・ミー、ライル』は、3月24日より全国公開。

 大泉洋のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■大泉洋(ライル役)

 初めてこの仕事のオファーを受けた時は、「何故僕?」と思いました。台詞はない。
歌うだけのワニのライルの日本語吹き替えだと。しかも、本国アメリカでは、ショーン・メンデスがライルの歌声を担当している。私でも知っていた、あの若くて、めちゃくちゃ歌の上手い、そして凄いイケメンの彼。更に「なんで僕に?」と思ったのですが。その全てが逆に面白くなってしまって、つい受けてしまいました。日本の皆さんすみません。アメリカではショーンですが、日本の吹き替えは大泉洋です。日本だけオッサンですみません。

 そんな軽い気持ちで受けてしまったのですが、とんでもなく、努力が必要な仕事で大変でした。ライル役をやるにあたってまず、オファーされたにも関わらず、本国アメリカのテストをパスしないといけないことから始まり、それに向けて歌のレッスン、そしてパスしたのちの本番の歌入れのとんでもない難しさ。ただ上手く歌えば良いわけではないその難しさに、まいりました。あれは「歌」ではなく、紛れもなく「芝居」でございました。
2022年の夏から秋にかけてとても充実した期間を過ごさせていただきました。ショーンと向き合い続けた日々でした。ありがとうショーン。いつか君と会って、俺たちやったぜとハグしたいです(笑)。

 とにかく素晴らしい音楽に溢れた、子供から大人まで全ての人々が楽しめる映画です。是非、映画館でご覧ください。ショーンも最高ですが、もしよろしければ吹き替え版もよろしくお願いします(笑)。

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