オスカー俳優のハビエル・バルデムと歌手のショーン・メンデスが出演するミュージカル映画『シング・フォー・ミー、ライル』に、日本語吹替キャストとして、石丸幹二、水樹奈々が出演することが決定。併せて、日本版ポスタービジュアルが解禁された。
【写真】ニューヨークのネオン煌めく夜空の下、キュートなワニのライルの姿が! 映画『シング・フォー・ミー、ライル』日本版ポスター
『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが贈る本作は、ショーマンのヘクターをオスカー俳優ハビエル・バルデムが演じ、ニューヨークを舞台に、“歌うワニ”のライルがその歌で人間と心通わせる様子を、オリジナル楽曲とポップソングから成るミュージカルナンバーと共に描き出す。言葉を話さず、歌でしか思いを伝えられない主人公ライルの声は、オリジナル版ではシンガーソングライターのショーン・メンデスが務め、日本語吹替版では大泉洋が担当している。
この度、大泉に続き、日本語吹替版キャストが解禁。ハビエル・バルデムが演じたヘクター役に、日本ミュージカル界の第一人者である石丸幹二。コンスタンス・ウー演じる少年ジョシュの母親ミセス・プリム役には、声優・歌手として活躍する水樹奈々が決定した。
石丸が演じるヘクターは、ショービジネス界から追放寸前のショーマン。成功を掴むため、驚きに満ちた魔法のような「何か」を求めるうちに<歌うワニ>のライルと出会い、共に歌い踊ることで心を通わせるようになる。ステージに立つことを目標に一緒に過ごすようになったライルとヘクターは、ある時は華やかなショー・ナンバー、またある時は哀切の調べなど、バラエティーに富んだデュエット曲を披露。圧倒的な歌唱力と芝居で観客を魅了してきた石丸と、本格的なミュージカルは初挑戦となるライル役の大泉が織りなすケミストリーに期待が高まる。
本作への出演について、石丸は「あの名優ハビエル・バルデムの吹替。周りを翻弄しつつ惹き込んでいく彼の手練手管が、これでもかと出てくる。しかも、ショーマンシップ爆発の圧倒的な歌唱。
水樹が声を吹き込むミセス・プリムは、ライルと友情を育む少年ジョシュのステップマザー。ライルの存在に驚きながらも温かく受け入れる、キュートで快活な母親だ。本作について水樹は「彼女の心の葛藤が描かれていて、クライマックスへ向けて徐々に解放されていく場面は歌っていてとても楽しく、思わず身体が動いていました。自然と笑顔になれる楽曲なので、とてもお気に入りです!」とコメント。
日本版ポスタービジュアルは、ショービジネスの街・ニューヨークのネオン煌めく夜空の下で、ワニのライル、少年ジョシュ、ショーマンのヘクターが笑顔で並ぶ姿が描かれたもの。言葉は話せないけれど、歌で想いを伝えるライルの歌声が少年を救い、やがて奇跡を巻き起こす―。込められたのは極上の音楽と感動のメッセージ。ライルのエモーショナルでドラマティックな歌声が聞こえてくるような、胸が躍るビジュアルとなっている。
なお今回、本作のムビチケカードが1月20日より発売されることも決定。劇場前売特典として、ミニ巾着が付く(数量限定)。ムビチケカードと特典の両方に、ライルが気持ちよさそうに歌うイラストが描かれている。
映画『シング・フォー・ミー、ライル』は、3月24日より全国公開。
※石丸幹二、水樹奈々のコメント全文は以下の通り。
<石丸幹二、水樹奈々コメント全文>
■石丸幹二(ヘクター役)
あの名優ハビエル・バルデムの吹替。私で良いのかと躊躇しましたが、「あなたのそのままの声が、彼の声になるんです」との力強い言葉を監督から頂き、真摯な気持ちで向き合えました。
それにしても、ヘクターの存在感には冒頭から持っていかれました。周りを翻弄しつつ惹き込んでいく彼の手練手管が、これでもかと出てくる。しかも、ショーマンシップ爆発の圧倒的な歌唱。これは挑みがいがあるぞと思いました。ヘクターにとってライルは商売道具ではなくパートナーなんです。コミュニケーションの手段が唯一「歌」であるライルの心を、彼は音楽でノックしていく。
すでに録音済みの大泉洋さんの歌に声を重ねていき、ライルと真のパートナーになれた瞬間、ヘクターである私の心はゾクッと痺れました。音楽は、二人の感動シーンをいくつも彩っています。
■水樹奈々(ミセス・プリム役)
「グレイテスト・ショーマン」「ラ・ラ・ランド」は、共に劇場で拝見した大好きな作品で、その音楽制作チームが手掛ける新たな作品にまさか携わることが出来るなんて!と、とても興奮しました!ライルはじめ、それぞれのキャラクター達の心に寄り添う素晴らしい楽曲ばかりで、音楽を通じて繋がるという作品世界に一瞬で引き込まれました。
私が日本語吹き替えを担当させていただくミセス・プリムは、愛する夫と息子のために良い母親であろうと奮闘しているのですが、完璧を追い求めるあまり空回りしているキャラクター。彼女の生真面目な部分と、根っこにある子供のような無邪気さを同居させながら演じられたらと思いました。
歌唱シーンでは、その彼女の心の葛藤が描かれていて、クライマックスへ向けて徐々に解放されていく場面は歌っていてとても楽しく、思わず身体が動いていました。自然と笑顔になれる楽曲なので、とてもお気に入りです!ライル役の大泉さんの優しい歌声も素敵で、台詞ではなく歌で会話をする様々な表情に聴き入ってしまいました。ライルを通じて生まれる温かい絆と、躍動的なエネルギーをぜひ感じていただけたらと思います!