生田斗真が主演し、三池崇史が監督を務めるドラマ『警部補ダイマジン』が、テレビ朝日系にて7月より毎週金曜23時15分に放送されることが決まった。
【写真】生田斗真とのタッグで人気漫画『警部補ダイマジン』を実写化する三池崇史監督
本作は、リチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)コンビの最新作であり、ピカレスク・サスペンスとして話題の同名漫画(「週刊漫画ゴラク」連載中、日本文芸社)のドラマ化。
映画『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(2014年)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016年)、『土竜の唄 FINAL』(2021年)と、アクション・コメディー作として根強い人気を誇る“土竜の唄シリーズ”を世に送り出した生田&三池コンビが、初めてテレビでタッグを組む。
主人公は、警視庁捜査一課のエース・台場陣。その名をもじって「ダイマジン」と呼ばれるほどの剛腕の持ち主だ。強い正義感を胸に、誰よりも早く現場に駆けつける熱血漢だが、彼には暗い秘密が…。それは、法では決して裁けない犯人に自ら手を下して殺害してしまったこと。そのことを頭脳明晰(めいせき)で冷淡な警視正・平安才門に知られてしまい、半強制的に彼の「奴隷」としてこき使われることに。平安率いる特命捜査対策班に異動し、彼の指示で警察がとても手を出せない犯人を“秘密裏に始末”することになる台場だが、決して触れてはならない警察組織や国家の暗部に踏み込んでしまい…。
そんな究極のダークヒーロー・台場陣を演じるのは生田斗真。「平安という“飼い主”の元にいながらも、鎖を引きちぎって飛び出して行ってしまいそうな獰猛さというか、抑制されたエネルギーと、そして何より“悪を許せない正義感の強い男”というところを伝えていきたい」と語った生田が、「獣のような男」と称する台場を全身全霊で演じる。
監督を務める三池崇史は「すべての登場人物がまともじゃなく魅力的で、危険な作品。ドラマ化には気合が必要です」と言いつつも、「視聴スタイルの多様化が進む今、誰がどのように観ても楽しめるエッジの効いたエンタメに挑戦しようという覚悟と勇気をいただきました。
脚本を手掛けるのは、映画『翔んで埼玉』(2019年)で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一。
主演の生田が「『テレビでこんなことやっていいんだ!』『これがテレビで見れちゃうんだ!』というドラマになると思う。震えながら待っていてほしい」と語ったとおり、テレビの限界に挑む過激な意欲作となる。
金曜ナイトドラマ『警部補ダイマジン』は、テレビ朝日系にて7月より毎週金曜23時15分放送(一部地域で放送時間が異なる)。
コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■生田斗真(台場陣役)
――本作に出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。
久しぶりに連続ドラマに出演させていただくことがすごくうれしいです。何より三池崇史監督と再びご一緒できること、そしてテレビという場所でチャレンジができることがうれしく、とてもワクワクしています。
――三池崇史監督とはテレビでは初タッグということですが、ご一緒していかがですか?
長年作品を共にしてきた、どこかバディーのような関係性ですので、すごく安心感があります。そして一番近くに置いてくださったからこそ、この作品でも今までに見たことのないような表現などを一緒に探っていけたらいいなと思っています。また、キャストの方々が日々興奮しながら現場にいらっしゃるのを間近で見ていると、すごくいいものが出来上がっているんじゃないかなと感じています。
――生田さんが演じられる台場陣(ダイマジン)はどういう人物だと思いますか? また、この役をどう演じていこうと考えていますか?
脚本にもあるんですが、「獣のような男」というのかな。平安という“飼い主”の元にいながらも、鎖を引きちぎって飛び出して行ってしまいそうな獰猛さといいますか、攻撃的なキャラクターだと思います。そんな台場の抑制されたエネルギーみたいなものが、きちんと表現できればいいなと思っています。また、その裏では「悪を許せない正義感の強い男」だということもきちんと伝えていきたいですね。
――≪法では裁けない悪≫を秘密裏に始末する究極のダークヒーロー・台場が暗躍するピカレスク・サスペンスというこの刺激的な作品の魅力とは?
「テレビでこんなことやっていいんだ!」「これがテレビで見れちゃうんだ!」というところをしっかりと作っていきたいですし、そういうドラマになるはずです。毎週テレビの前で、皆さんが血を燃えたぎらせるような作品になるといいなと思います。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
『警部補ダイマジン』というとんでもない作品を生み出そうと、三池崇史監督をはじめ、キャスト・スタッフと日々奮闘しております。ぜひ、震えながら待っていてください! よろしくお願いします。
■三池崇史監督
――『警部補ダイマジン』の監督を引き受けることになった際のお気持ちをお聞かせください。
視聴スタイルの多様化が進む今、誰がどのように観ても楽しめるエッジの効いたエンタメに挑戦しようという覚悟と勇気をいただきました。精一杯暴れます!
――原作、脚本をお読みになった感想をお願いします。
社会派でありながら、ダークヒーローが主役の…いや、すべての登場人物がまともじゃなく魅力的で、危険な作品だと感じました。ドラマ化には気合が必要です。
――≪法では裁けない悪≫を秘密裏に始末する究極のダークヒーロー・台場が暗躍するピカレスク・サスペンスというこの刺激的な作品をどう撮影していこうと考えておられますか?
無心。すべては脚本の導くままに…ですね。
――主演の生田斗真さんの印象をお聞かせください。
いつでも全力。いつでも爽やか。いつでも優しく美しい。でき過ぎです。尊敬しているけれど、嫉妬の対象でもある…いかにこの世は不公平であるかということを教えてくれる存在です。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
世界中がキナ臭いことになっているけれど、その中であなたはどう生きますか? このドラマからその答えが見えてくるはずです。