アニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系/毎週土曜16時30分)より、3月17日公開の映画『シン・仮面ライダー』とコラボしたエピソード『しん・仮面ライダーだゾ』が3月18日に放送されることが発表された。同回では、主人公・本郷猛/仮面ライダー役の池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役の浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号役の柄本佑が映画の役柄そのままに登場し、しんちゃんを筆頭としたおなじみのキャラクターたちとハイテンションなやり取りを繰り広げる。



【写真】仮面ライダーたちと緑川ルリ子が活躍する特別エピソード場面写真

 『シン・ゴジラ』(2016年)、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)などの大ヒット作品を世に送り出してきた庵野秀明が脚本・監督を務め、1971年放送開始のテレビドラマ『仮面ライダー』をベースにまったく新しいオリジナル作として生み出した『シン・仮面ライダー』。このたび、主要キャストの池松壮亮、浜辺美波、柄本佑がの3人が、3月18日放送の『クレヨンしんちゃん』の世界で大活躍することが明らかとなった。

 今回のストーリー『しん・仮面ライダーだゾ』では、しんのすけ×仮面ライダー×アクション仮面の共闘という、夢の豪華共演が実現。SHOCKERによって《オーグ》となってしまった園長先生とまつざか先生が、しんのすけや風間くん、マサオくんら園児を乗せたバスをジャック。そこに《雲オーグ》がやって来て、しんのすけたちは誘拐されそうになる。すると、本郷と一文字が登場して仮面ライダー、仮面ライダー第2号に変身し、雲オーグと対峙。一方、ルリ子は用意周到に園児たちを救うべく別行動をしていて―。果たして、しんのすけたちの運命は。

 2月某日に行われたアフレコでは、スピーディなストーリー展開に、「難しい!」(池松)、「あせっちゃう!」(浜辺)、「早い!」(柄本)と苦笑い。3人は、制作サイドから入るセリフの細やかな修正を台本に丁寧に書き込む。池松が「汗かいてきた…」と言うほど、徐々に現場は熱を帯びてきて、「行くぞ! SHOCKER!」と声を合わせるセリフや、「トォー!」という仮面ライダーおなじみの掛け声も池松&柄本が息ピッタリでこなしていく。一方の浜辺も、クール&勝気な性格の緑川ルリ子を見事に体現した。


 アフレコ後、満足げな表情を浮かべる3人を出迎えたのは、なんと元気いっぱいのしんのすけ。しんのすけは仕事を終えた彼らを労いながらも、「オラみなみおねいさんに会いたかったゾ~」と体をスリスリ。浜辺も「私も会いたかったよ!」と応えるなど、仲睦まじい様子を見せた。また、しんのすけから「自分と同じ5歳の頃はどんな子どもだった?」と質問されると、「しんちゃんのマネをして母親に怒られた」(池松)、「引っ込み思案な子どもだった」(浜辺)、「しんちゃんの声マネをしていた」(柄本)と明かした。そして最後はしんのすけからのレクチャーを受け、全員合わせて「見れば~♪」と体をフラダンスのようにゆらゆら…。現場を笑いに包んで締めくくった。

 今回のコラボについて、池松は「《仮面ライダー》に自分がなった時も驚きでしたが、まさか『クレヨンしんちゃん』にまで出演する日がくるなんて!すごく楽しかったです」、浜辺は「いろいろな『クレヨンしんちゃん』の主要なキャラクターたちとの共演がすごく嬉しかったです! なによりも、アクション仮面さんとご一緒できたのが楽しかったです。今回も、すごくカッコ良かったです!」、柄本は「『クレヨンしんちゃん』の世界に自分がいるというだけで楽しかったですね。アクション仮面の笑い声が昔からすごく好きで、今回、ご一緒できたことはなによりの宝物になりました」と、それぞれ喜びを語っている。

 アニメ『クレヨンしんちゃん』は、テレビ朝日系にて毎週土曜16時30分放送。映画『シン・仮面ライダー』は、3月17日18時より全国最速公開(一部劇場を除く)、3月18日より全国公開。

 ※池松壮亮、浜辺美波、柄本佑のコメント全文は以下の通り。


<コメント全文>

■池松壮亮(本郷猛/仮面ライダー役)

――アニメ版をご覧になっての感想をお聞かせください。

とても光栄でした。《仮面ライダー》に自分がなった時も驚きでしたが、まさか『クレヨンしんちゃん』にまで出演する日がくるなんて!すごく楽しかったです。姪っ子たちに自慢したいと思います。

――アフレコをする上で意識したことは?

何かを意識している暇もなく「しんちゃんと掛け合いしてる!」と思ったら、もう終わっていました(笑)。しんちゃんと柄本さんと「せーの!」で合わせて決めゼリフもやらせて頂きました。楽しかったです。

――『クレヨンしんちゃん』にまつわる思い出はありますか。

長い間、この国の子どもたちの人格形成に大いに影響を及ぼしているアニメだと思います。僕もその一人ですし、周りもみんなしんちゃんのマネをしていました。しんちゃんみたいにお尻を出して、母親に「やめなさい!」と怒られていたことをよく覚えています(笑)。いつまでも大切なことを忘れずにふざけててくれる、しんちゃんには、いつまでも子どもたちの味方でいてほしいです。


――楽しみにしているファンへメッセージを。

まさかのコラボレーション! もう二度とないであろう、《しんちゃん×仮面ライダー》の夢の共演をぜひ、お楽しみください。

■浜辺美波(緑川ルリ子役)

――アニメ版をご覧になっての感想をお聞かせください。

いろいろな『クレヨンしんちゃん』の主要なキャラクターたちとの共演がすごく嬉しかったです!なによりも、アクション仮面さんとご一緒できたのが楽しかったです。今回も、すごくカッコ良かったです!

――アフレコをする上で意識したことは?

実際の『シン・仮面ライダー』の劇中では、笑ったりとかはあまりなく、もう少しクールなイメージでしたので、しんちゃんとの掛け合いは優しさも重視していました。

――『クレヨンしんちゃん』にまつわる思い出はありますか。

もちろんずっと大好きなアニメですが、最近、映画『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』を観たところなんです。子どもはもちろんなのですが、大人が観ても面白くて笑えるし、切なくて泣ける部分も満載で、エモーショナルさが本当に素晴らしかったです。それを観た後で、今回のお話を頂いたので、本当にビックリしましたし、余計に嬉しかったです!

――楽しみにしているファンへメッセージを。

しんちゃんのキャラクターとライダーが、まさに大集結と言っていいと思います!豪華な回になって幸せでしたし、私自身も出来上がりが楽しみです。池松さんと柄本さんが掛け声を合わせてらっしゃる部分もカッコいいですし、私も一生懸命頑張りましたので、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです!!

■柄本佑(一文字隼人/仮面ライダー第2号役)

――アニメ版をご覧になっての感想をお聞かせください。

『クレヨンしんちゃん』の世界に自分がいるというだけで楽しかったですね。
アクション仮面の笑い声が昔からすごく好きで、今回、ご一緒できたことはなによりの宝物になりました。

――アフレコをする上で意識したことは?

通常のやり取りよりも、セリフの声を張るというのは意識していました。それと展開が早いので、スピード感は重視しましたね。

――『クレヨンしんちゃん』にまつわる思い出はありますか。

幼少期に、しんちゃんの声マネをずっとしていました。声変わりと共にできなくなり、悔しい気持ちになったのを今でも覚えています。それと、しんちゃんに感化されて、ある時期までは自分のことを「オラ」って言ってたんですよ。友人と映画版を一緒に観に行って、お互いに涙を隠しながら鑑賞していたことなど、今回はいろいろと、懐かしいことを思い出させて頂けました。

――楽しみにしているファンへメッセージを。

物語の設定も、きちんと仮面ライダーの世界観にも通じていて、有り難かったです。いろんなキャラクターが一堂に会した、《お祭り感》があると思いますので、お楽しみに!

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