科学者からアスリート、ファンタジックな生き物まで、映画やドラマには、さまざまなキャラクターが登場する。だからこそ、ドラマティックに物語が進むわけだが、演じる俳優の方は、もちろんその道のエキスパートではない。

今回は、役作りのために特別なスキルを獲得したセレブを紹介しよう。

【写真】実は本名じゃなかったセレブたち15人

★キリアン・マーフィー
 クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』で、 “原爆の父”と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーを演じたキリアン。映画の中でドイツ語を話すシーンがあったため、ノーラン組のカメラマン、スイス出身でドイツ語を話すホイテ・ヴァン・ホイテマの協力を得て、ドイツ語のセリフをマスターしたそうだ。「彼が録音してくれたものをゆっくり再生し、3か月以上かけて、音声学的に学んだ」とキリアンがコメント。あまりに繰り返し聞いたため、今でも話せるそうだ。

ケイト・ウィンスレット
 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で勇敢な女性兵士を演じたケイトは、同作のため、フリーダイビングを習得したという。
同作では、多くのキャストが水中で撮影を行ったものの、ジェームズ・キャメロン監督は、特にナヴィのロナルを演じるケイトには、空気のない状況でも自信をもって演じてほしかったそうだ。これを受け、ケイトは訓練を重ね、それまでトム・クルーズが持っていた、スクリーンの中で呼吸を止めた最長時間を更新。その記録は7分15秒にも及んだ。

★ジェナ・オルテガ
 Netflixのドラマシリーズ『ウェンズデー』でブレイクを果たしたジェナ。映像では、ジェナ演じるウェンズデーがチェロを弾くシーンが度々登場するが、役作りのために、ジェナは撮影の2か月前から練習に励んだそうだ。「これからも練習を続けたい。
チェロを演奏する人には、ものすごい尊敬を抱いてる。素晴らしい楽器」と明かしている。

ジェニファー・ローレンス
 オスカー俳優のジェニファー・ローレンスは、映画『レッド・スパロー』でバレリーナの夢を断たれスパイに転じた主人公を演じるため、バレエ教師から「週6日間、1日3時間」もバレエを習ったそうだ。身に着けたのはバレエのテクニックだけではない。「身のこなしから、身の処し方、仕事術まで」学んだと語り、「ダンスシーンの撮影をすべて終えたあとも、常に心の隅に置いていた」という。

マーゴット・ロビー
 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で、実在のフィギュアスケーターを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされたマーゴット・ロビー。
映画の中で見せた華麗なスケートは、彼女自身が舞ったものだそうだ。「5か月間、週に3、4回熱心にスケートの練習をしていました」と監督がコメント。「いろんな技をできるようになり、本当に素晴らしかった。最後のシーンで30秒から40秒間氷上で見せたターンやスピンは、彼女が本当に演じたものでした。期待以上でした」と語っている。

★ジョセフ・ゴードン=レヴィット
 ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、ロバート・ゼメキス監督の『ザ・ウォーク』で、ワールドトレードセンターの間を綱渡りしたフランスの大道芸人フィリップ・プティを演じるために、実際に綱渡りの訓練を受けたそう。
人気トーク番組『Conan(原題)』で、約415メートルあるワールドトレードセンターには及ばないものの、182センチの高さで練習を積んだことを告白。プティ本人の励ましもあり、保険の関係でハーネスは付けたものの、プロテクションなしで挑んだと明かした。

★キアヌ・リーヴス
 これまで、ガンさばきや格闘技を用いたファイトなど、華麗なるアクションを披露してきたキアヌだが、『ハートブルー』ではサーフィンを学んだそうだ。バイク愛好家として知られるキアヌは、この時までサーフィンをしたことがなかったと、「ハリウッドのサーフドクター」と名乗るデニス・ジャーヴィスがコメント。キアヌが演じたのはサーファーとして潜入捜査を行うエリートFBI捜査官だったため、ぎこちない動きも問題なかったそうだ。