『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の女戦士フュリオサの若き日を描く『FURIOSA:A MAD MAX SAGA(原題)』が、邦題を『マッドマックス:フュリオサ』として2024年に公開されることが決定。US版予告とビジュアルが解禁された。



【動画】舞台は世界崩壊から45年後の世界―若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)の物語を描く 映画『マッドマックス:フュリオサ』US版予告

 2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、ノンストップ・カーバトルがトップスピードで繰り広げられる究極のアクション超大作。舞台は石油も水も尽きかけた“MAD(狂気)”な世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生き永らえている元警官マックス(トム・ハーディ)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーの軍団に捕われたマックスが、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、ジョーに捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する姿を描いた。

 公開されると世界中で大ヒットし、辛口批評サイトのロッテントマトでは脅威の97%フレッシュを獲得。第88回米アカデミー賞では、アクション作品としては異例のアカデミー賞作品賞候補となり、最多10部門にノミネートされ、6部門を受賞した。
日本でも2度のリバイバル上映など長期間にわたり劇場公開され、車に積むV8(エイト)エンジンの“V8”を神に見立ててポーズをとるファンダムや、8回映画を観ることを“V8”と言うハッシュタグが流行るなど、多くの熱狂的なファンを生み出し社会現象となった。

 その中でも特に称賛されたのは、自らバズカットを提案したシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサ。そのクールで謎めいた姿の裏で、生きるために爆発する極限状態の本能は観るものを興奮させ、映画の真の主役と評された。

 そんなフュリオサの新たな物語が明かされる映画『マッドマックス:フュリオサ』が2024年に公開されることが決定し、US版予告とビジュアルが解禁。

 同作でシャーリーズ・セロンからフュリオサを引き継いだのは、『クイーンズ・ギャンビット』や『ラストナイト・イン・ソーホー』のアニャ・テイラー=ジョイ。繊細で痛みを抱えるキャラクターを、力強い目と優美なルックスでパワフルな人間らしいキャラクターに昇華する演技力を持ち合わせた彼女は、今年大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のピーチ姫の吹き替えも担当するなど、今ハリウッドで最も旬な俳優だ。


 共演には、『アベンジャーズ』シリーズで日本でも人気のクリス・ヘムズワース。監督は、1979年に公開された『マッドマックス』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』までの4作品の創始者であり、国内外の多くのクリエイターや作品に影響を与えた、『マッドマックス』サーガの偉大なる巨匠ジョージ・ミラー。

 舞台となるのは、世界の崩壊から45年後の世界。家族から引き離された若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)の、人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれる。彼女は故郷である“緑の地”からさらわれ、ウォーロード・ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカーの大群の手に落ちる。荒地を掃討する彼らは、イモータン・ジョーが支配する城塞都市の覇権をめぐって争いを繰り広げていた。
フュリオサは男達と行動を共にしていくうちに、イモータン・ジョーと出くわす。

 数々のアクションシーンでは、イモータン・ジョーになじみの改造車や彼を神のように崇拝する私設軍隊のウォーボーイズが登場。そして、ディメンタス将軍とイモータン・ジョーの水、緑、石油…土地の覇権を巡る争いから、フュリオサの数々の試練と故郷への道を探す姿が描かれていく。

 激しさを増す追跡や、炸裂するバトル。「私はフュリオサ」と叫ぶ彼女に、「問題はお前が歴史に名を残せるのかだ」とディメンタス将軍が語りかける。今作について、監督のジョージ・ミラーは「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語だ」と語っており、予告編の最後では、バズカット姿の成長したフュリオサを披露している。


 前作は、5ヵ月に及ぶ砂漠での撮影で撮りためたフィルムは480時間分にも及び、そのすべてを観るには3ヵ月かかることが発表され話題になったが、本作でも荒廃した砂漠の大地で繰り広げられる過酷なリアルアクション、究極のスリルライドに期待が高まる。さらに、前作でイモータン・ジョーを演じたヒュー・キース・バーンは2020年に亡くなっているが、予告で描かれている彼は、誰がどのように演じているのか要注目だ。世界中が待ち焦がれる『マッドマックス:フュリオサ』の新情報に期待したい。

 なお、US予告と共にブラジルコミコンで解禁されたファーストルックのビジュアルは、黄金に輝くフュリオサを、名誉の戦死を遂げ魂が英雄の館に招かれたであろう屍たちが称えている様子を描いたもの。まさにマッドマックスの世界であり、彼女の修羅の道を想起させるビジュアルに仕上がっている。

 映画『マッドマックス:フュリオサ』は2024年全国公開。