多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人が主演するドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系/毎週木曜22時)の第9話(12月7日放送)に、出口夏希、片岡凜が出演。出口は美鳥(田中麗奈)の大学生時代、片岡はゆくえ(多部)の高校時代を演じる。



【写真】ゆくえが高校時代に通っていた塾の先生をしていた大学生の美鳥(出口夏希)

 本作は、“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマとした、くすっと笑って、ふわっと泣ける、新しいスタイルのドラマ。違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す“友情”と“恋愛”、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う“感情”を丁寧に描いていく。

 主人公は潮ゆくえ(多部)、春木椿(松下)、深雪夜々(今田)、佐藤紅葉(神尾)という別々の人生を送ってきた4人の男女。そんな年齢も性別も、育ってきた環境も全く違う4人がある日、「唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達では無くなってしまった」「結婚を考えていた彼女を、彼女の男友達に奪われた」「友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」「友達の友達もみんな友達と思っていたが、気付けば本音を話せる相手はいなかった」と、それぞれの日常のなかで“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面してしまう。境遇だけでなく、考え方も全く違う彼らが、ふとした出来事を機に巡り会い、“友情”と“恋愛”というテーマに自然と向き合っていくことになる。

 出口が演じるのは、大学生時代の志木美鳥。美鳥は、初回放送から、その名前だけが描かれ、第7話にて田中麗奈が演じることが分かり大きな反響を呼んだ女性。16年前、主人公のひとり・ゆくえが高校3年生だった頃に通っていた進学塾の先生をしていた美鳥。当時のゆくえが知っている美鳥はいつもニコニコしていて明るい存在だったが、塾のみんなからは嫌われていた。そして現在、塾の先生として働くゆくえが、教え子・望月希子(白鳥玉季)にかけた「よそはよそ。うちはうち」という言葉が、実は美鳥の言葉でもあったりするなど、ゆくえの人生にとってもとても大きな存在となっている。しかし、そんな美鳥にとって、大学生時代は周囲には明かせない大きな悩みを抱えていたようで…。


 来年1月期放送のドラマ『君が心をくれたから』で “月9”デビューを果たすことも決まっている出口。そんな出口にとって木曜劇場への出演は『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年7月期/フジテレビ系)以来3年ぶり。

 そして、そんな出口演じる大学生時代の美鳥の塾の教え子“高校生”のゆくえ役を片岡凜が演じる。ゆくえは高校時代から“友達”という存在に関して悩むことが多く、塾が終わった後、美鳥に相談することもあるなど、その感情の機微を表現するのが難しい役どころ。昨年ドラマデビューを果たしたばかりの片岡が繊細な演技力を求められる役をどのように演じるのか。なお、片岡にとってフジテレビ系連続ドラマへの出演は本作が初となる。

 出口は「台本を読ませていただいて、一つ一つの言葉にいろいろな意味が含まれていて、美鳥の今まで抱えてきたものが何気ない一言で見えてくるようなとても大事なポイントとなる役どころでした。『いちばん好きな花』の世界観を壊さないように、演じさせていただいた20歳の美鳥の抱えるものや、その当時のゆくえに対して与える影響を繊細に表現できるように頑張りたいと思います! 私も一視聴者として今後の展開を楽しみにしています!」とコメント。

 片岡凜は「お話をいただきとてもうれしかったです。台本を読んで、潮ゆくえという人物は彼女の学生時代の経験や感情が大人になってもそのままベースとしてどこか常に置かれているような印象を受けました。役を演じる上で、多部未華子さん演じる潮ゆくえの仕草やしゃべり方の特徴、雰囲気をつかみながら、彼女が信頼できる人に見せる力の抜けた心地よさをお見せしようと表現しました。皆さま、9話ぜひご覧ください!」としている。


 木曜劇場『いちばんすきな花』は、フジテレビ系にて毎週木曜22時放送。

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