人々の平和を脅かす機械生命体・ロイミュードが起こす事件に「特殊状況下事件捜査課(通称:特状課)」の刑事・泊進ノ介(竹内涼真)/仮面ライダードライブと仲間たちが立ち向かう、刑事ドラマのような熱い物語が描かれた『仮面ライダードライブ』が今年の10月で放送10周年を迎える。本稿では、本作に出演した竹内ら豪華キャストの現在を振り返っていく。
【写真】『仮面ライダードライブ』キャストの現在を写真でチェック
■竹内涼真
意思を持つ謎のベルト(ドライブドライバー)=ベルトさんや仲間たちとロイミュード事件に立ち向かう主人公・泊進ノ介を演じたのは、当時はまだ新人だった竹内涼真だ。2013年にドラマ『車家の人々』(フジテレビ系)で俳優デビューした竹内は翌年の本作で主役に大抜てき。その後はドラマ『陸王』や『下町ロケット』(どちらもTBS系)などに出演し俳優としてのキャリアを着実に積み上げた。2018年にはエランドール新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年も「君と世界が終わる日に」シリーズなど話題作への出演が続いており、今年10月25日からは主人公・桐生一馬役を演じるAmazon Original ドラマ『龍が如く~Beyond the Game~』がPrime Videoにて世界独占配信される。
■内田理央
特状課の女性警察官であり進ノ介の相棒・詩島霧子役を務めたのは、モデル・女優として活躍する内田理央だ。サボりグセのある進ノ介のお尻を叩く真面目でクールな性格だが、彼が根性を出したときには微笑んでくれる。作中では進ノ介と結婚し生涯のパートナーとなった。当時23歳だった内田は本作で本格的な女優デビューを果たす。2016年には『血まみれスケバンチェーンソー』で映画初主演に抜てき。 2018年にはドラマ『おっさんずラブ』の演技が評価され、第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞を受賞した。今期はドラマ『嗤う淑女』(フジテレビ系/毎週土曜23時40分)にて主演・蒲生美智留役を務めている。
■稲葉友
詩島霧子の弟・詩島剛/仮面ライダーマッハを演じたのは、俳優・稲葉友だった。剛は、普段は明るくお調子者のように振る舞うが、一方でロイミュードを開発した蛮野天十郎の息子であることに責任を感じ、ロイミュードを激しく憎んでいる青年。ドラマ『クローンベイビー』(2010年)ですでに俳優デビューしていた彼は、その演技力で剛が内に秘める“陽気”と“闇”を見事に表現した。現在も俳優としてさまざまな作品に出演し、プライベートでは2023年8月のモデル・タレント藤田ニコルとの結婚も話題になった。
「ウルトラマンブレーザー」に変身した人気俳優も敵で登場
■上遠野太洸
2010年の「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞した上遠野太洸が演じたのは、人間を守るという使命を持ったロイミュードであるチェイス/仮面ライダーチェイサー。物語序盤では魔進チェイサーとして進ノ介たちと敵対していたが、戦いの中で自身の使命を思い出し、仲間となった。チェイスは本作でもかなり人気の高いキャラクターで、放送終了後にはVシネクスト『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』が制作され主役を務めた。上遠野は現在も俳優として活躍しており、2020年にはTVアニメ『アクダマドライブ』では処刑課後輩役で声優デビューも果たした。プライベートでは今年7月に地下アイドル「仮面女子」の元メンバー・窪田美沙との結婚も話題に。
■蕨野友也
ロイミュードのリーダー・ハート役を演じたのは俳優・蕨野友也。ハートは真っ向勝負を挑む好戦的な性格でありながらも、ロイミュード仲間たちを「友」と呼び個人の意思を尊重する紳士的な一面も持つ。蕨野の芝居も相まって人気キャラになったハートは、後に制作されたVシネクスト『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』にて「仮面ライダー」にもなった。