岡田将生と中井貴一が共演するドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系/10月17日より毎週木曜21時放送)に、山崎育三郎の出演が決定。“最大の敵”となる病院長を演じる。



【写真】岡田将生&山崎育三郎が共演した『昭和元禄落語心中』場面カット

 ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(2012年~)の生みの親である脚本家・中園ミホが2022年、主演・岡田×中井とタッグを組み、世に送り出した医療ヒューマンドラマ『ザ・トラベルナース』。医師でもなく、集団でもないフリーランス看護師としてさまざまな街を渡り歩く、名もなきトラベルナースたちが、卓越したスキルと生きる哲学をもって患者とその家族、周囲の医療従事者をも救っていく人間ドラマは、世帯平均12.1%の好視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 あれから2年。優秀だがプライドが高く感じの悪い那須田歩(岡田)×物腰は柔らかいが大うそつき(?)の九鬼静(中井)―最強のくせ者ナイチンゲール・コンビが再び日本に舞い降り、命の現場を改革する。

 今作に、新キャストとして山崎育三郎が参戦することが決定。ミュージカル界のプリンスと崇められ、ドラマや映画でも引っ張りだこの山崎。テレビ朝日系で昨年放送された主演ドラマ『リエゾン‐こどものこころ診療所‐』では、自らも発達障害(ASD)をもつ心優しき児童精神科クリニックの院長・佐山卓(たく)を演じた。そんな山崎が今回は、《最大の敵》として歩&静の前に立ちはだかる基幹病院「西東京総合病院」の新院長・薬師丸卓(すぐる)を演じる。

 山崎が演じる薬師丸卓は、前院長の汚職発覚を受けて誕生した新院長。「正しい医療、正しい働き方」を掲げ、働き方改革を中心とした組織変革に着手するクリーンな若きカリスマ新院長。働き方改革の波が押し寄せ、ますます混沌を極める日本の医療界にとって、まさに救世主ともいえる薬師丸。ところが、そんなカリスマにもある問題が…? 実は彼、穏やかな物腰ながらも、自身の判断には絶対的な自信があり、意に反する者はすぐに切り捨てる一面があり…。


 やがて、歩・静と対立していくことになる薬師丸。はたして彼らの対立原因、そして歩・静の新たな闘いの行方とは…? 「薬師丸は氷のような人ではあるけど、心の中ではすごく炎が燃えているようなキャラクター。みんなをかき乱し、物語を侵すような存在になっていきたい」と意欲をみなぎらせ、続編のキーマンとなる一筋縄ではいかない最大の敵に命を吹き込む山崎。その一挙手一投足から目が離せない。

 さらに今回注目したいのが、主演・岡田と山崎の再共演。ドラマ『昭和元禄落語心中』(2018年/NHK)で共に親友であり、ライバルでもある落語家を演じて絆を深めた2人が、『ザ・トラベルナース』でふたたびガッチリ手を組み、新たな衝突関係をつぶさに体現。「いっくん(※山崎)とはお互いの性格も十分に分かっている間柄。いっくんだからこそ、僕の熱を思う存分ぶつけられるなと思っています」と、揺るぎない信頼感に基づいた闘志をにじませる岡田。一方、山崎も「“戦友”という感覚が今もあるまーくん(※岡田)と久しぶりに会えて、共演できることが非常にうれしかったですし、撮影が始まった今もワクワクしています。自分もまーくんに思いっきり熱をぶつけていきたいです」と期待を寄せる。この6年でそれぞれ得てきたものも糧に、新たな舞台で火花を散らす岡田と山崎――2人の未知なる化学反応は必見だ。

 ドラマ『ザ・トラベルナース』は、テレビ朝日系にて10月17日より毎週木曜21時放送(初回は拡大スペシャル)。


 岡田、山崎のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■岡田将生(那須田 歩・役)

 取材の場ではありますが…「いっくん」って呼んでいいのかな(笑)? いっくんとはドラマ『昭和元禄落語心中』(2018年)で共演し、切磋琢磨しながら一緒に落語の勉強もしたので、お互いの性格も十分に分かっている間柄なんです。いっくんは本当に素晴らしい人間性を備えた方! いっくんが相手だからこそ、僕の熱を思う存分ぶつけられるなと思っています。そんな彼と6年ぶりに、また違うライバル関係を演じ、ぶつかり合えるのがとても楽しみです。前作の『ザ・トラベルナース』では歩とは年齢差のある院長が敵でしたが、今回は同年代の敵ということで、また違うぶつかり合いが見せられるんじゃないかな、とワクワクしています。

■山崎育三郎(薬師丸 卓・役)

――本作から出演オファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。

 主演のまーくんとは6年前に『昭和元禄落語心中』で共演し、またいつか一緒にお芝居をしたいと思っていました。最近ずっと会えていなかったこともあり、まーくんと久しぶりに会えて、共演できることが非常にうれしかったですし、撮影が始まった今もワクワクしています。

――改めて、主演・岡田将生さんの印象を教えてください。

 背は高いけど…“ちっちゃい柴犬”(笑)。人懐っこくて、かわいくて、優しくて、いつも自然体で…大好きです! まーくんとも話していたんですけど、自分が今までやってきた作品の中でも一番しんどかった『昭和元禄落語心中』を一緒に乗り越えた“戦友”という感覚が今もありますし、会うとホッとします。

――歩と静の最強ナース・コンビにとって《美しき敵》となる新院長・薬師丸卓を、どんなふうに演じていこうと考えてらっしゃいますか?

 薬師丸はすごく冷静で、氷のような人ではあるけど、
心の中ではすごく炎が燃えているようなキャラクターなんです。
周りの強いキャラクターたちと比べ、わりと淡々と静かに進んでいくイメージの人物ではありますが、物語を大きく動かしていくような瞬間もあると思うので、丁寧に演じていけたらいいなと思っています。また、今回は美意識が高いキャラクターでもあるので立ち居振る舞いにおいても、なるべくきれいな動きを心がけたいです。

――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。

 みんなをかき乱し、物語を侵すような存在になっていきたいと考えていますし、自分もまーくんに思いっきり熱をぶつけていきたいです。チーム一丸となって良い作品にしていきたいと思っておりますので、ぜひお楽しみいただければと思います。

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