葛飾北斎をテーマにダンス、演劇、音楽を融合させた新たなダンスエンターテイメント演劇『PASSION ― 北斎の描く夢 ―』が、大貫勇輔柚希礼音、KELOの共演で10月に上演されることが決まった。

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 世界を魅了し続ける絵師・葛飾北斎。

しかし本作が描くのは、歴史上の偉人としての北斎ではない。なぜ描くのか。なぜそこまでして描き続けるのか。誰にも理解されなくても、失敗を繰り返しても、老いてなお筆を握り続けた一人の人間。その尽きることのない創造への衝動――“PASSION”に迫る。

 振付・演出を手掛けるのは、国内外で高い評価を受ける振付家・演出家 KAORIalive。身体そのものが言葉となり、感情となり、風景となる独自の表現世界で、北斎の内なる創造のエネルギーを空間へと解き放つ。共同演出には、演出家として幅広く活躍する元吉庸泰が参加。人間の内面に潜む葛藤や情熱を鮮やかに浮かび上がらせ、北斎の人生を貫く“創造への衝動”を立体的に描き出す。KAORIaliveによるダイナミックな身体表現と融合し、本作ならではの濃密で力強い劇世界を創り上げる。

 脚本は、数々の話題作を手掛け、人間の情熱と葛藤を繊細かつダイナミックに描く藤井清美。本作では北斎の約90年に及ぶ人生を通して、“創ることに取り憑かれた人間”の普遍的な姿を浮かび上がらせる。


 音楽はシンガーソングライター、作曲家として幅広く活躍する森大輔が務める。ジャンルにとらわれない豊かな音楽性で、北斎の見た景色、鼓動、そして創造の瞬間を鮮やかに彩る。

 大貫勇輔が葛飾北斎を演じ、柚希礼音は北斎を突き動かす情熱や理想を、KELOは世間や常識、現実の価値観を担う。ダイナミックな身体表現で北斎の生涯を描く大貫。圧倒的な存在感と爆発的なエネルギーで北斎の内なる衝動を体現する柚希。そして唯一無二の身体性で観る者を魅了するKELO。それぞれのフィールドで第一線を走り続ける三人の表現者が交錯することで、北斎の内面世界と創造のエネルギーが鮮烈に立ち上がる。

 『PASSION ― 北斎の描く夢 ―』は、10月~11月神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールにて上演。ほか大阪公演あり

※キャスト、スタッフコメントは下記の通り

【キャスト、スタッフコメント全文】

■藤井清美(脚本)

謎が多い絵師です。なぜ人生で90回以上引っ越したのか、なぜ何度も名前を変えたのか、なぜ売れっ子になったあとも貧しいままだったのか——多くの研究者が仮説を立てていますが、すべてが明らかになることはありません。ですが自戒を込めて、いまの時代、わたしたちは明確な説明を求めすぎている気がするのです。わけがわからない熱量、説明できない人間的魅力、逃れられない挑戦への欲求を、この人物を通して描きたいと思っています。


■森大輔(音楽)

葛飾北斎が生涯を通して持ち続けた探究心と創造力。そしてそれらと背中合わせの「貧してなお描く」生き様は、私を含め多くの表現者の理想ではないでしょうか。

今回の作品では、葛飾北斎の生涯にあらゆる感覚を研ぎ澄ませて向き合い、そこから聞こえてくる音を逃さず形にしたいと思っています。

ダンスと演劇、そして音楽が共鳴し合い、どのような表現が生まれるのか。自分自身も楽しみにしながら創作に取り組んでいきます。

■KAORIalive(振付・演出)

情熱とは、何かを成し遂げるための力ではなく、生きることそのものを突き動かす炎なのかもしれません。

葛飾北斎は、生涯をかけてその炎を描き続けました。波のうねりや風の流れ、人々の営み。その一筆一筆には尽きることのない探究心と創造への情熱が宿っています。

その情熱を身体に宿し、人が生きることの美しさ、力強さ、そして燃え続ける命の輝きを舞台上に丁寧に描いていきたいと思います。

■元吉庸泰(共同演出)

このお話を頂いた時、「なんて楽しそう!」本能的に飛びついてしまいました。葛飾北斎という人の側面は捉えどころがない、いや、捉えどころがありすぎるのです。
絵を画き、歌を詠み、江戸という町を生き、性に触れ、そして90歳生涯現役。75歳過ぎてからペンネームを「画狂老人卍」とかにしちゃうお茶目さん。葛飾北斎という人の“魅”力に心を踊らされてしまいます。彼が人生で最後に残した言葉は、演出家という仕事をしている私にとって、生涯考え続ける言葉だと思うのです。今作。素晴らしい表現者、クリエイティブの皆様とこの作品を作れる縁に心から感謝をする次第です。頑張ります。

■大貫勇輔

久しぶりのダンスをメインにした公演です。しかも、葛飾北斎!?

僕自身もどんなものになるのか分かりませんが、兎にも角にも楽しみで仕方がありません!

演出・振付のKAORIaliveさん、共同演出の元吉庸泰さん、脚本の藤井清美さん、音楽の森大輔さん、素晴らしい表現者の柚希礼音さん、そして、素晴らしいダンサーのKELOさんと共にクリエイティブな濃密な時間を大切に過ごし、今まで見たことない景色を見たいと思っています!お楽しみに!

■柚希礼音

大貫勇輔くんが葛飾北斎、わたくしが北斎を突き動かす情熱や理想。このお話を頂いた時「なんて面白そうな!!」と真っ先に思いました。身体表現でどんなことができるのか。大貫勇輔くんと踊ることは魂が弾ける感覚があります。
今度は一人の葛飾北斎という人をどのように表現していくのか。楽しみ過ぎます。振付・演出のKAORIaliveさんの世界にどっぷり浸かりたいです。初めましての藤井清美さんの脚本、森大輔さんの音楽、共同演出の元吉庸泰さん、そしてKELOさんとの共演。とても楽しみです。横浜赤レンガ倉庫は特にお客様との距離が近いと聞きました。そのような特別な空間で踊れることもワクワクがとまりません。

“ダンスエンターテインメント演劇” 新たな挑戦です。是非お楽しみに。

■KELO

僕の左腕には、葛飾北斎が描いた昇龍と富士山の刺青があります。

ずっと前に刻んだものですが、この作品のお話をいただいた時、不思議なご縁を感じました。

北斎が生涯追い続けたそれは表現者である僕自身も追い続けているものです。


この作品を通して、人間の尽きることのない情熱を届けられたらと思います。

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