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女優業をスタートさせたときは「怖い思いが強くて、現場に行きたくなかった」という佐々木だが、今では「毎日が楽しくて、キラキラしている」とその思考は180度変化している。そんな現在の境地に至った理由とは何だろうか?単独インタビューを行った。
「最初の頃は映画がどのように作られていて、誰が何の仕事をしているかよくわかりませんでした。演じる事よりもまず、映画製作のシステムを覚える作業をしていました」と女優として踏み出した5年前に思いをはせる。秋田県の一ショップ店員からモデルとして見出され、瞬く間に大ブレイク。モデルとしてだけではなく、タレントとしてテレビやCMに引っ張りだこになった。
「普通であれば主演を喜ぶと思いますが、それ以上に主演に対しての恐怖が勝っていました。お芝居に関しても『演技って何?』という感じでしたし、とにかく現場に行って、目の前のことをこなすだけで精一杯でしたね」と当時の戸惑いを明かす。ただでさえ忙しい日々。「睡眠時間も少なくて、精神的にも凄く疲れていたと思います。
「一つのことをやるためには、他のものを犠牲にするくらいの気持ちでいないとダメ」と言い切る。そこにあるのは佐々木の女優業に対する本気度だろう。『サンゴレンジャー』では名脇役の故・夏八木勲さんとも共演。「立っていらっしゃるだけでオーラがあって、存在感が凄い。それなのに、ご挨拶した時はとても優しそうだと感じました。」と名優の立ち居振る舞いに憧れと羨望の眼差し。
最近では映画主演への興味も再燃。「不安はあります。でもやりたい」と凛とした表情を浮かべながら「映画初主演の『天使の恋』は映像も綺麗ですし、ストーリーも好き。
『サンゴレンジャー』は沖縄・石垣島を舞台に、サンゴ礁を守るために立ち上がった環境庁につとめる自然保護官(レンジャー)たちの姿を描いた青春エンターテインメント。佐々木は石垣島で小学校教師をしているリサ役を好演。環境省・自然保護官の矢島(青柳翔)&岸谷(田中圭)と共に、美しいサンゴ礁を破壊する橋の建設計画阻止のために奮闘する。
映画『サンゴレンジャー』は6月8日より沖縄・スターシアターズ先行公開、6月15日より東京・渋谷HUMAXシネマ・お台場シネマメディアージュほかにて公開