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『The Expendabelles』のキャストは発表されていないが、すでにシガニー・ウィーバー、リンダ・ハミルトン、デミ・ムーア、ゾーイ・サルダナ、ユマ・サーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲスなどの名前が憶測として挙がっている。シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーなど往年のアクションスターが勢揃いする『エクスペンダブルズ』は、2作合計で世界興収5億7500万ドルを売り上げており、8月15日には3作目が北米公開される。女性版の噂は早くから出ていたが、本当に実現することになったわけだ。
また、ソニー・ピクチャーズも『スパイダーマン』に登場する女性のスーパーヒーローを集めたスピンオフの企画を発表したばかり。2017年の北米公開を目指し、現在、脚本の執筆作業を進めている。
ザック・スナイダーが監督した2011年の女性のアンサンブル物アクション『エンジェル・ウォーズ』は興行的にぱっとしなかったが、その後、女性の主人公が派手なアクションを見せる映画は、次第に人気を高めてきた。ジェニファー・ローレンス主演の『ハンガー・ゲーム』シリーズは爆発的にヒットし、今年公開されたシェイリーン・ウッドリー主演の『ダイバージェント』シリーズも好調なスタートを切っている。
また先月は、リュック・ベッソン監督がスカーレット・ヨハンソンと初タッグを組んだアクション『LUCY/ルーシー』が、同じ週末に公開されたドウェイン・ジョンソン主演のアクション『ヘラクレス』を破って1位を獲得したことも話題になった。
これまでにも、もちろん、ミラ・ジョヴォヴィッチの『バイオハザード』やアンジェリーナ・ジョリーの『ソルト』などはあったが、女性のアクション映画が、よりメインストリームとして受け入れられるようになってきたことは確実。強く、かっこいい女性たちをビッグスクリーンで堪能できる機会が増えるのは、うれしいことだ。(文:猿渡由紀)