25日、中居正広が司会を務める『ナカイの窓』(日本テレビ系)に神谷明、清水ミチコ、野沢雅子、牧野由依、山里亮太がゲストとして出演した。番組では“声の仕事”をテーマにトークを展開。
お金の話まであけすけに話していた。

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 アニメ『ドラゴンボール』で孫悟空・悟飯・悟天を演じ分ける野沢に中居が「混ざったりしないんですか?」と質問。野沢は「絶対ないですね」と回答し、「3人が同時に話すシーンでも一緒にやってる」と告白した。神谷は「普通できないですよ。天才です」と野沢を絶賛。

 また、「声をキープする練習をすることはあるんですか?」と中居が聞くと、野沢も神谷も「全くない」と即答。神谷は「仕事場で声を出しているうちに、可動域は広がっていく。歌なんかも出していくうちに上下に広がるんですよ」と力説した。山里が「え? 歌って、歌っているうちに上手くなるんですか?」と、中居を一瞥しながらとぼけると、中居は「やかましい!」と突っ込みを入れていた。

 番組では声優の収入についての話に及んだ。『北斗の拳』のケンシロウ、『シティーハンター』の冴羽獠など、人気アニメの主役を務めてきた神谷は「1本30分ものをやって、基本給が一番下のランクで1万5000円。再放送料などいろんなものを入れて×1.8。
だから、通常は2万7000円くらい。仕事の量があれば十分生活できる」と説明し、「ギャラは相当キャリアが積まないと上がらない。僕ら(野沢も含め)は毎回、交渉していますね」と告白。そして「料金体系は僕らが守らないと若い人が割を食っちゃう」と強調した。

 さらに、神谷は「僕らの仕事で一番安いのはラジオ、次にアニメ、ナレーション、CM、そして高いのはゲームかパチンコ」と暴露した。中居が若手声優の牧野に話題を振ると、「私は一番下の方でやらせていただいている」と答えつつ、「最近はキャラクターソングがあったり、イベントもありますし、写真集を出している人いますね」と話していた。
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