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まずは、美しい田舎の風景と、笑いの中にもノスタルジーをかき立てる演出が冴え渡る『のんのんびより』。全校生徒たった5人の旭丘分校を舞台に、まったりと過ごす少女たちの日常を綴る物語で、7月から第2期の放送も決定している。
山菜採りやお花見など、四季折々の遊びを思いのままに楽しむ女の子たち。制作会社・草薙が担当する美術も素晴らしく、色鮮やかな田舎の風景に癒される。本作にはリコーダーの音色がしっくりくる!彼女たちが巻き起こすゆるゆるとした笑いの中に、子どもの頃に感じたうれしさや切なさが蘇り、思わずウルッと涙腺を刺激されてしまうことも。 続いて、喫茶ラビットハウスに集う女の子たちの日常を綴る『ご注文はうさぎですか?』。新しい街へとやってきたココアが、ラビットハウスに住み込むことから始まるストーリーだ。ラビットハウス住人のちっちゃくてクールなチノが、ココアとの交流を通して少しつづ心を開いていく過程にも胸キュン。
時々挟み込まれる水着回やお風呂回など、決していやらしすぎないサービスショットもご愛嬌だ。メルヘンチックな街並みも現実逃避できる手助けとなり、主題歌の歌詞にあるよう「こころぴょんぴょん」させながらどっぶりとハマる人続出。放送終了時には、あまりの喪失感に「ごちうさ難民」となってさまよう人もいたとか。
また、各作品の特徴のひとつは、物語の中心となる女の子たちが4~5人であること。それによって個性的なキャラクターが揃い、ボケ、さらなるボケ、そしてツッコミという黄金比が完成している。「この子ならこう言うわ」「この子ならこんなことしちゃうよね」というお約束が安心感を誘う。また、お年頃特有の、女の子から女の子への「好き」がのぞくのも共通項。頬を染め、いじらしく相手を思う気持ちは、「かわいい!」の一言。
そう、「かわいいは正義!」と叫びたくなるほど、とにかくかわいいのだ。見ているうちに、目を細め、口角が上がっている自分に気づくはず。嫌なことがあった日は、是非ともあの子たちに会いに行こう。