2015年度の興収10億円以上のアクション映画を見てみると、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』など、男性主人公の作品がズラリと並んだ。しかし、今年は女優だって負けていない!映画だけでなく、テレビドラマでも女優らのアクションが炸裂しているのだ。


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 まずは、『アンダーワールド』シリーズの主人公セリーン役でアクションもできる女優だと証明した、ケイト・ベッキンセイル。同シリーズ以降、『ヴァン・ヘルシング』や『トータル・リコール』でアクションを披露してきたが、4年ぶりに『アンダーワールド』第5弾でセリーン役として、本格アクションに復帰。ヴァンパイアという設定だけあって、人間とは比べものにならないスピード感あふれるアクションを楽しませてくれる。IMDbやsoming soon.netによると、第5弾は今年10月全米公開予定となっているが、日本公開は未定。

 もう1人が、アクション女優の代表格ミラ・ジョヴォヴィッチ。彼女の代表作『バイオハザード』シリーズでは、自身がアクションを行っているのに、そのあまりのすごさから、スタントマンがやったと勘違いされたという逸話を持つほど。その華麗なアクションを心待ちにしている人も多く、シリーズ最新作『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』は2017年1月全世界公開を予定している。

 そして、テレビドラマからの注目女優がアンナ・シルクだ。彼女がダークファンタジードラマ『ロスト・ガール』(現在DVD発売中)で演じている主人公ボウは、キスやSEXによって人の生気を吸う能力を持つため、アクションにセクシーさがプラス。例えば、自分より大きい相手と対峙するときは、アキレス腱や膝の裏といった急所を突いてから止めを刺しと、スピーディーで堅実なリアルファイトを展開する。また、敵の人数が多いときには派手な立ち回りをし、強大すぎる敵には仲間と連携して挑むなど、アクションのバリエーションは豊富。まさに、“男顔負け”アクションの連続なのだ。


 このように、三者三様のアクションを繰り広げる3人の女優たちにも共通点がある。プライベートでは、“母”であること。ケイトは一児の母、ミラは昨年春に次女を出産し、アンナは、昨年2人目の子供を妊娠。母親業、女優業を同時にこなし、まさに“母は強し”である。
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