『アイアンマン』シリーズを手掛けたジョン・ファヴローが製作総指揮を務めた、壮大なスケールのサバイバル・アクション海外ドラマ『シャナラ・クロニクルズ』。本作には、ギレルモ・デル・トロ監督のダークファンタジー『パンズ・ラビリンス』の熱演で公開当時、天才子役として話題を集めたイバナ・バケロもメインキャストとして出演している。
美しく成長を遂げたイバナが、子役時代を振り返り、『シャナラ~』のみどころを語った。

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 『シャナラ・クロニクルズ』は、MTVのドラマシリーズ史上最高の視聴者数を記録した全米大ヒット海外ドラマ。物語は、核戦争により荒廃した未来の地球で、エルフ、トロール、ドワーフ、ノームの4種族が中心となって4つの国(ランド)を治めていたが、魔物の出現によりランドの運命は、各種族の末裔や若きプリンセスなど3人の若者に託される。イバナが演じるのは、3人の若者の1人。貧しい地域出身の人間で、生きるためなら自身の美貌を筆頭に何でも利用する盗賊の娘エレトリアを好演している。

 イバナはエレトリアの第一印象については「生き抜くために一族の尊敬を勝ち取ることを強いられ、広い世界を知らないまま狭い自分の知っている世界のなかで生きていく女性だと感じたわ」と分析し、「生きていくためには自分勝手にならなければならない。
私は彼女のことをかっこいいと思ったし、彼女の複雑で好奇心をそそるところに魅了されたの」と目を輝かせた。

 また、初となるテレビシリーズ出演は大変なことも多かったようで「6ヵ月間、ニュージーランドでの撮影は本当に冒険のようだったわ」と吐露するも、「撮影中は、乗馬レッスン、スタント、武器の使いかたを教わったの。体力的には挑戦的だったけど、すべてが楽しかった。そんな特別なロケーションでそのすべてを教わり、同時に楽しみながら自分の役どころを満喫することができるのは珍しい経験だと思うわ」と振り返った。 現在22歳のイバナ。代表作としては、ギレルモ・デル・トロ監督のファンタジー映画『パンズ・ラビリンス』で主人公オフェリアを演じ、天才子役として一躍注目を集めた。
そして、イバナは出演最新作『シャナラ~』が、今後の女優人生において大きなターニングポイントになったと明かす。

 「今までの私は年齢に則した若くて純粋な役柄を演じてきたけれど、私自身が成人期に突入していることもあって、より勇敢で挑戦的な役に挑戦したいと思うようになったの。だから『シャナラ~』はそれを実現する最適なチャンスだった。それに、子どもだった『パンズ~』のときから数えると、私のキャリアがこの10年間で発展したように、私自身も身体、精神ともに成長したと思うの」。

 さらに、多くの俳優・映画、そして“経験”に影響を受けたことも明かし、「ひとりの人間の趣向と個性を作り上げるという面でも、重要な10年だったと思う。『シャナラ~』は確実に私を女優として成長させ、多くの魅力的な人に会い、今までに行ったことのない場所に行くことができたの。
中でもサンディエゴのコミコンは素晴らしかったわ!」と興奮気味に語った。

 最後に、幼いころから日本文化の大ファンで、数年前に東京を訪れ“日本は一番好きな国”と話すイバナが見どころを教えてくれた。「トロールや悪魔、エルフなどが登場する点で、『シャナラ~』のようなテレビシリーズはないはず。それに、ニュージーランドでの撮影が、独特の空気感を作品に生みだしていると思うわ。ぜひ楽しんで!」。

 『シャナラ・クロニクルズ』は、6月22日よりDVDレンタル&デジタル配信開始。
ブルーレイ&DVDコンプリート・ボックスは7月13日発売。