『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』など数々のヒーローを描き、世界中を熱狂させているマーベル作品。スーパーヒーローの魅力もさることながら、彼らを支えるヒロインたちの輝きも印象的だ。
彼女たちは、強くて、美しいだけでなく、百戦錬磨のヒーローでも頼ってしまいたくなるほどの魅力を兼ね備えている。そこで、今回は、男性だけでなく女性までもが恋に落ちてしまうこと必至のヒロインが登場するマーベル作品を紹介。彼女たちの魅力に迫ってみたい。

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 「スーパーヒーローを支える女性」といえば、まず、映画『アイアンマン』シリーズのペッパー・ポッツを思い浮かべる人も多いことだろう。アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)の敏腕秘書で、実写映画ではグウィネス・パルトローがペッパーを演じている。

 自由でワガママなトニーを相手に、常に冷静沈着な彼女。『アイアンマン』では有能秘書、『アイアンマン2』では女社長に、『アイアンマン3』では大立ち回りをみせるなど、トニーに振り回されているようで、しっかりと自立・成長している彼女は、シリーズの大人気キャラに。トニーを包み込む母性、文句なしの美貌も兼ね備えており、トニーが彼女を手放せないのも納得だ。

 映画『アントマン』のホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)も印象深い。ムショ上がりの男性、スコット・ラング(ポール・ラッド)を“世界を救うヒーロー”アントマンとして鍛え上げる役どころで、キレあるアクションも披露。黒髪ボブのクールビューティーだが、頑なに見えた彼女が次第にスコットに心を開いていく姿も愛らしく、精神面と肉体面、両面の強さでスコットを支えた。

 最後に紹介したいのが、正義のヒーロー、キャプテン・アメリカの恋人ペギー・カーターを主人公として描き、話題となっているドラマ『エージェント・カーター』。
先日、歌手で俳星野源がマーベルのドラマにドハマりしていることをラジオで熱弁していたように、今、マーベル作品は映画だけでなく、ドラマも非常に熱い!そして、ペギー・カーターという女性は個人的にはマーベルヒロインNo.1と言っても過言ではないほど魅力的なのだ。

 本作は、「アベンジャーズ計画」を行った国際平和維持組織、S.H.I.E.L.D.(シールド)の創設メンバーのひとりでもある彼女が、そのシールドの前身となる、秘密諜報機関SSRで活躍するスパイ・アクション・ドラマ。 舞台は1946年、第二次世界大戦後のニューヨーク。最愛の人、キャプテン・アメリカは消息を絶ち、ペギーは職場で雑用担当に就かされていた。そんな彼女がかつての戦友、ハワード・スターク(ドミニク・クーパー)から秘密の任務を依頼され、使命感とともに捜査にのめり込んでいく。

 ペギーを演じるのは、英国女優ヘイリー・アトウェル。凜とした佇まいも美しく、1940年代のクラシカルなファッションに身を包みながら、銃をぶっ放したり、パンチをお見舞いしたりと華麗かつ迫力あるアクションを繰り出す彼女。まだまだ男性優位な社会で見せる男勝りな性格もgoodで、思わず「カッコイイ!」とため息がもれること間違いナシ。ガンアクションやカーアクション、爆破シーンなど、映画並みのスケールで描かれるペギーの活躍に、ぜひ注目してほしい。

 彼女たちが美しいのは、頭がキレる上に、戦う強さを持っているから。さらに言うならば、愛と勇気を糧に、力強くピンチに立ち向かっていくからだ。そう、彼女たちが持っているのは、“愛と勇気”というスーパーパワー。
スーパーヒーローたちが、その頼もしい姿に支えられているように、私たち観客にとっても癒しと励ましを与えてくれる存在となっている。

 ドラマ『エージェント・カーター』は、全国無料のBSテレビ局・Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)にて8月27日(土)スタート、毎週土曜21時放送。また、映画『アントマン』のMovieNEXが現在好評発売中。デジタル配信中。さらに、「アイアンマン」と「キャプテン・アメリカ」の対立を描いた大ヒット映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のMovieNEXも9月16日発売。9月7日デジタル配信開始。
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