映画『ブルーハーツが聴こえる』公開直前プレミア上映会が15日、都内で行われ、尾野真千子、市原隼人、斎藤工、豊川悦司、飯塚健監督、井口昇監督、清水崇監督、工藤伸一監督、李相日監督が登場した。

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 本作は、ロックバンド「THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)」の楽曲を、6人の監督が自由な解釈で映像化した物語。バンド結成30周年を迎えた2015年に公開予定だったが、諸事情により頓挫。クラウドファンディングを募り、ようやく2017年4月に公開を迎えることが決定した。

 井口監督がメガホンをとった『ラブレター』で主演を務めた斎藤は「この2年間はとてもドラマチックなものでした」と感慨深い表情を浮かべると、『1001のバイオリン』を撮った李監督も「もうダメかなと思ったこともありましたが、ブルーハーツが30年の間に渡って伝えてきた想いが『諦めるな』ということだと思っているので、諦めずに良かったです」とホッとした表情を見せていた。

 監督、スタッフ、出演者の、ものづくりへの強い思いが詰まった作品。『人にやさしく』で主演を務めた市原は「『この作品を作りたい』という思いのメンバーが集まっていたので、とても楽しい現場だったし、参加できてうれしかった」と笑顔をみせると、映画『フラガール』以来、李監督とタッグを組み、福島原発の元作業員を演じた豊川は「なかなかOKを出してくれない監督なので緊張の連続でしたが、参加できてよかった。原発事故を扱った作品だけに、映画でしかできない題材だと思います」と撮影を振り返っていた。

 そんな熱いトークのなか、斎藤は「『ラブレター』という映画は、『わびしゃび』という井口監督の素晴らしいドキュメンタリーのセルフリメイクなのですが、高校時代のことが描かれている作品。僕の高校時代はエッチなことばかり考えていました。男子校に行ったのが間違いで、映画に出てくる女性、マリカ・グリーンや加賀まりこさんに恋をしていました」と発言し、会場を笑わせていた。

 映画『ブルーハーツが聴こえる』は4月8日より新宿バルト9ほか全国公開。