ショッキング・ホラー映画『バイバイマン』から、劇中でおぞましい殺人事件を担当する刑事ショーを好演しているキャリー=アン・モスのコメント映像が到着。『マトリックス』シリーズのトリニティ役で知られるキャリーは、「脚本を読んだとき、本当に怖くて途中で何度か読めなくなった」と明かしている。


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 本作の舞台は、アメリカのウィスコンシン州。古い屋敷に引っ越して来た3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名前を知った者、口にした者に死をもたらす“バイバイマン”を呼び起こしてしまう。それ以来、“バイバイマン”に取り憑かれた彼らはお互いに命を助け合うが、周囲の人間たちは次々と命を落としていく。追い詰められた若者たちは、死の運命から逃れることができるのか。

 これまでのキャリーは『マトリックス』のほか、『メメント』のナタリー役など、少し影のあるミステリアスな役のイメージが強かったが、本作ではダグラス・スミス演じるエリオットに容疑がかかる、おぞましい殺人事件を担当する刑事ショー役で出演。地に足の着いた力強い女刑事を演じ、新たな魅力を開花させた。
しかしながら、脚本の怖さには耐えられなかったそうで、「本当に怖くて途中で何度か読めなくなった」という。

 また「読み終わったあとも、それについてマネージャーと話すのさえ怖かった。この映画は、これまでに見た映画の焼き直しではない。軽めの超自然的なホラーのとは違う。本当に怖い作品だと思うわ」と語り、本作の怖さを強調。そんなキャリーの演技について、本作のプロデュースを務めたナンシー・カーホッファーは、「彼女は本作の重大な局面において、ある一定の厳粛さをもたらす。
しかも毎日のようにすばらしい模範を示してくれた」と賞賛している。

 映画『バイバイマン』は7月8日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。