押井守&田中敦子、『ゴースト・イン・ザ・シェル』を語る 監督や少佐への思いとは

 士郎正宗によるSF漫画『攻殻機動隊』を基に、スカーレット・ヨハンソンを主演に迎えてハリウッドで映像化された映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』。8月23日にブルーレイ・DVDが発売された本作について、『攻殻機動隊』のアニメーションを手掛けてきた押井守と、主人公・少佐の声優を務めてきた田中敦子に、実写版の感想や少佐への想いについて語ってもらった。

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 脳以外が全身義体の捜査官・少佐(スカーレット)が率いるエリート捜査組織「公安9課」と、脳をハックする脅威のサイバーテロリストが繰り広げる激闘を描いた本作。劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』を手掛けた押井は、「真っ先に思ったのは、ルパート(・サンダーズ)大変だなと。(香港の)現場に行ったときも思ったけれど、あの規模の作品で監督をやるのは、たぶん並大抵じゃないから。どこで誰が何をやってるか、全然わからない」と大規模な制作を完遂したルパート・サンダーズ監督をねぎらう。

 アニメ版に続き(『攻殻機動隊 ARISE』シリーズでは坂本真綾が担当)、本作の日本語吹き替え版でも少佐の声を務めた田中は、「最初、義体化を拡張という言葉に訳されていて、それでいったん録ったんですけど、義体化を使っても良いというハリウッドの許可が出て、私たちもしっくりきました」とアフレコの裏話を明かす。「(少佐は)一番近くて一番遠い存在だとずっと思っていて。演じているのは私なんですけど、孤高の存在で、憧れでもある。だからこそ長く演じられているし、演じることが楽しくもある」と少佐の魅力を語る田中だが、長いキャリアを送るなかでは、少佐との別れが訪れる可能性もあったという。 「今回もそうなんですけど、少佐は私でなくなる可能性のポイントが、何回もあったと思うんですね。テレビシリーズになるときはキャスティングが変わってもおかしくなかったし、『イノセンス』はガイノイドとして出てきて見た目が違うので、もちろん声が変わっていてもおかしくない。今回は実写版ということで、例えばスカーレットを吹き替えている米倉涼子さんとか、タレントさんで行く路線も考えられた」と振り返る田中。それでも、「そういうポイント、ポイントで私が離れてもおかしくなかったんだけど、少佐は私のところにいつもやってきてくれていたので」としみじみ述懐する。「選んでくれているのか、たまたまなのか、わからないですけど」と笑いながら語る姿は、キャラクターへの深い愛着を感じさせる。
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