10連休となる今年のゴールデンウィーク。お盆やお正月以上の大型連休となるが、時間があるGWこそ、映画館の大スクリーンで物語の世界にどっぷり浸かって映画を楽しんでみてはいかがだろうか? 今回はGWにオススメしたい映画をジャンル別にご紹介しよう。


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■ 人気マンガ・アニメ・ゲーム原作が続々! 実写映画

 今や邦画にとって、1ジャンルを築いているともいえるマンガ・アニメ・ゲーム原作の映画。GWに観るならば、公開中の山崎賢人主演作『キングダム』は外せない。原泰久のベストセラーコミックを、壮大なスケールで実写化した本作は、山崎のほか、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多と旬な俳優がズラリと顔をそろえ、大きな話題を呼んでいる。

 GW真っ只中の5月3日からは、大ヒットコミックを原作とし、女優の浜辺美波が主演する同名テレビドラマの劇場版『映画 賭ケグルイ』、人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズをハリウッドで実写化した『名探偵ピカチュウ』も公開される。

■ コナン、クレヨンしんちゃん…おなじみのシリーズがそろうアニメ映画

 GWといえば、欠かせないのが親子で楽しめるアニメ映画。もはや、GWの顔ともいえるコナンとしんちゃんは今年も大盛況。
最新作『名探偵コナン紺青の拳(フィスト)』と『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』は文句なしの面白さ。また今年は『河童のクゥと夏休み』(2007)や『百日紅~Miss HOKUSAI~』(2015)で知られる原恵一監督の最新作『バースデー・ワンダーランド』も公開中だ。

 さらに29年ぶりに復活した「東映まんがまつり」も開催中。爆笑問題の太田光がゲスト声優として参加した『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』、テレビ東京系で放送中のアニメの映画化『映画 爆釣バーハンター 謎のバーコードトライアングル! 爆釣れ!神海魚ポセイドン』、小学生女子から根強い人気のある『うちの3姉妹』の映画化『えいが うちの3姉妹』、ダンボール工作が動く不思議なアニメーション『りさいくるずー』の4本立てになっている。■ 『アベンジャーズ』最終章&見た目は大人、中身は子どもの異色ヒーローも

 アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなどのマーベル・コミックのヒーローたちが共演し、これまで数々の記録を打ち立ててきたメガヒットシリーズ「アベンジャーズ」最新作にして最終章『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、ついに公開された。最強の敵サノスの前に屈した前作『インフィニティ・ウォー 』のその後が描かれ、シリーズ完結編とされている。


 一方、DCコミックスからは、見た目は大人だが中身は子どもという異色ヒーロー「シャザム」を映画化した『シャザム!』も公開中だ。

■ 岸井ゆきの主演作、3つの戦隊が入り乱れる特撮シリーズも!

 そのほかにも見逃せない作品が多数ある。息が詰まりそうな潜水艦の中でのドラマをノンストップで描いた『ハンターキラー 潜航せよ』は、現在公開中。ジェラルド・バトラーとゲイリー・オールドマンの熱演が観るものをその世界にどっぷりと引き込む。

 また、同じく公開中の『愛がなんだ』は角田光代による同名恋愛小説を、岸井ゆきのと成田凌で映画化した作品。苦しいほどの片思いをどこかおかしく描く。
切ない恋、片思いをしている女子必見の映画だ。5月3日公開の『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』は新旧のスーパー戦隊が共闘する「VSシリーズ」の25作目となる作品。今回は、3つの戦隊が入り乱れ、戦いの幕が開く。戦隊シリーズ好きにはたまらない一作といえよう。

 大スクリーンで鑑賞するからこそ、映画は楽しい。このGWにお気に入りの一本を見つけ、新作映画を楽しんでみてはいかがだろうか。
(文:嶋田真己)