マーベルコミックスの『アイアンマン』や『スパイダーマン』シリーズなど、数々のヒット作を手がけたアメコミ界の重鎮スタン・リーさん。彼の長年のビジネスパートナーだったケヤ・モーガンが、2018年11月に95歳で死去したリーさんに対する高齢者虐待などの容疑で逮捕されたという。


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 E!Onlineによると、モーガン容疑者は先週末、アリゾナ州で逮捕されたとのこと。ロサンゼルス市警の商業犯罪課から逮捕状が出ており、アリゾナ州スコッツデールとフェニックスの市警の協力があったという。

 リーさんが亡くなる前の2018年3月に、リーさんの資産を狙った高齢者虐待の捜査が始まっていたという。モーガン容疑者は虚偽の緊急通報でリーさんを自宅から移動して孤立させ、リーさんの資産を不当に管理しようとしたとして、2018年6月にも逮捕されていた。

 リーさんには代理人を務める権限のある人物が法的に定められておらず、モーガン容疑者はそれをいいことにリーさんを利用していたという。また、リーさんのサイン会で得た26万2000ドル(約2860万円)を着服していた疑いが持たれている。


 モーガン容疑者は高齢者に対する不法監禁で1件の重罪、10万ドル(約1000万円)以上の重窃盗で3件の重罪、虐待で1件の軽罪に問われているとのこと。現地時間26日の時点では、アリゾナ州で勾留されており、30万ドル(約3270万円)の保釈金が設定されていたとのことだ。