2017年に俳優のレオナルド・ディカプリオが製作総指揮を努めると報じられた実話ベースの『ライトスタッフ』ドラマ化。企画に進展があり、海外ドラマ『SUITS/スーツ』のマイク役で知られる俳優のパトリック・J・アダムスが、宇宙飛行士のジョン・グレンを演じることに決まったという。


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 米作家トム・ウルフのノンフィクションをベースにする同ドラマは、米ナショナル・ジオグラフィック局のドラマとして制作される。Deadlineによると、1958年から1963年に実施されたアメリカの有人宇宙飛行計画、通称マーキュリー計画に挑むパイロットや家族の舞台裏を描くとのことだ。

 ジョン・グレン役は1983年の映画版では俳優のエド・ハリスが演じている。海軍の元戦闘機パイロットで、マーキュリー計画ではアラン・シェパードとアメリカ初の宇宙飛行士になる座を争う。

 シーズン1は冷戦時代が背景。宇宙開発でソ連よりも有利に立つため、アメリカ政府とNASAが進める宇宙有人飛行を実現させるべく集まった7人のパイロットとその家族が、計画の実現前にセレブのように有名になっていくさまや、パイロット同士の対立といった人間ドラマを浮き彫りにするという。


 2020年の初放送に向けて今秋より米フロリダ州ココア・ビーチで撮影が始まる予定とのことだ。他のキャストは不明。同シリーズの後のシーズンでは、アポロ計画を描く予定があるという。