俳優の望月歩が9日、都内で行われた映画『五億円のじんせい』完成披露舞台挨拶に出席。初主演映画に臨むにあたっての役作りについて明かした。


【写真】望月歩、山田杏奈、兵頭功海 フレッシュな若手俳優が集結!

 GYAOとアミューズがオーディションによりオリジナル映画を作るプロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」にて、約400本の中からグランプリを受賞した本作。

 五億円の募金で行われた心臓手術によって命を救われた、望月演じる主人公・高月望来が、とある出来事をきっかけにSNSで自殺を宣言。そこへ届いた「死ぬなら五億円返してから死ね」というメッセージを受け、望来が五億円の借金を返して自由になるための旅に出ることとなる様が描かれる。

 舞台挨拶には望月のほか、共演の山田杏奈、兵頭功海、主題歌を担当するZAO、文晟豪(ムン・ソンホ)監督、脚本の蛭田直美が登場した。

 本作が初主演となる望月は、役作りについて「考えて、書いて、調べるのをやって、あとは監督と話をしてという感じです」と説明。「どれぐらい書いていた?」という質問に、文監督から「5億ページ」と横からささやかれるも「監督にいただいたノートに半分すぎくらいまでと、それとは別のノートに2、30ページくらいですかね」と落ち着いた様子で答えた。


 兵頭は「演技に関して、右も左もわからない中で始まったんです。初めての撮影だったので苦労しました。はっきり言うと、お芝居は下手くそです。でも一生懸命やらせていただいて、作品としては素晴らしい作品ですので、ぜひ観ていただきたいです」とコメント。

 また、作中に1人2役で出演する山田は「初めて1人2役をやらせていただいたので、どんなものかなと。2人とも魅力的な子なので、その魅力をどうにかして出さないとと必死で考えて、声のトーンだったり話し方で違いを出せたらいいなと思っていました」と振り返った。


 その後、ZAOが主題歌「みらい」を生歌唱。出演者一同が感動にひたる中、兵頭は「純粋にかっこいいです。歌を歌っている人ってやっぱかっこいいので、かっこいいなと思って見ていたんですけど、かっこいいしか出てこないですね。すみません」と大絶賛だった。

 映画『五億円のじんせい』は、7月20日より全国順次公開。