【写真】役所広司、人生初のワイヤーアクションで大ジャンプ!
本作は、標高8848m、氷点下83度という過酷な条件下の世界最高峰エベレストを舞台にしたスペクタクル・エンターテインメント作品。
解禁された映像は、「チーム・ウィングス」のジアン隊長(役所)と、彼に多額の報酬と引き換えに機密文書の捜索を依頼した謎の男ヴィクターが、文書を載せた飛行機が墜落したエベレストの危険地帯<デスゾーン>へと向かう道中でのシーン。隊員の危険をいち早く察知し、人命優先のため任務よりも下山しようとするジアンに対し、あくまで任務に固執するヴィクター。2人の価値観が激しくぶつかる中、一瞬の油断で酸素ボンベが谷底に落下。大爆発が起こって雪上に裂け目が生じ、一気に足場が崩れ落ちる。絶体絶命の中、決死のジャンプで絶壁の崖へと身を投じる2人の姿が映し出されたところで、映像は締めくくられる。
VFXを駆使した緊迫の映像もさることながら、注目すべきは役所による決死のアクションだ。役所は41年に及ぶ俳優人生の中でも、意外なことにワイヤーアクションは未経験。「彼にとって初挑戦となったワイヤーアクションの撮影では、酷い青あざができるほど、一日中上空で吊られることもありました」とユー・フェイ監督が振り返る通り、中国とカナダで行われたアクションシーンの撮影は過酷で、雪山はもちろんスタジオ内でも常に氷点下という厳しい環境だったというが、度重なるアクシデントも意に介さず、役所は撮影を完遂した。
「本作はワイヤーアクションが多く、出来上がりが想像できないこともありましたが、監督を信じてやりました。大自然の厳しさと美しさを、この映画はきっと映画館で見せてくれると思います」と役所は語っている。
映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』は11月15日より全国公開。