【写真】『午前0時、キスしに来てよ』こだわりのロケ地で撮影された映画館シーン
みきもと凜の同名人気漫画(講談社「別冊フレンド」連載中)を実写化する本作は、大スターと普通の女子高生の秘密の恋を描くラブストーリー。片寄が国民的スター・綾瀬楓役、橋本が真面目な女子高生・花澤日奈々役で初共演するほか、日奈々の幼なじみ・浜辺彰役を眞栄田郷敦が、楓の元カノ・内田柊役を八木アリサが演じる。
優等生の日奈々(橋本)は誰もが認める超・マジメ人間。でも本当はおとぎ話のような王子様との恋に憧れる夢見がちな女子高生だった。ある日、国民的スーパースター・綾瀬楓(片寄)が、映画の撮影で学校にやってきた。運命の出会いをする二人。
本作のテーマはずばり“格差恋”。映画化のきっかけも、本作プロデューサーの高木由佳が『ノッティングヒルの恋人』(1999)のような“格差恋”モノの制作を熱望したことにあるそうで、これまで多くの映画で描かれてきた「女性が高嶺の花」というモチーフを逆転させ、女性たちが夢見る立場に立てるような作品を目指したという。
デートシチュエーションや撮影地などにもこだわっており、特にキーとなる舞台が、日奈々の行きつけの映画館だ。恋愛映画が好きな日奈々と、俳優として映画を愛する楓が惹かれ合うのも、切ないすれ違いに直面するのも、多くの印象的なシーンがこの映画館で展開されている。
そんな日奈々行きつけの映画館はセットではなく、栃木県に実在する映画館「ヒカリ座」。
また、本作の非常に重要なシーンで登場する映画館のロビーは、国の重要文化財・名古屋市政資料館で撮影。歴史を感じさせる建築デザインに、大理石の柱や手すり、そして正面玄関から延びた中央階段は、スクリーン映え抜群のロケーション。劇中ではこのロビーで、日奈々と楓がまるで絵画のような美しいシーンを繰り広げている。
映画『午前0時、キスしに来てよ』は公開中。