【写真】映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』大久保利通を演じる稲垣吾郎
大林監督が20年ぶりに故郷・尾道で撮影した本作。
尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が閉館を迎えた。最終日は、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト興行。そこで映画を観ていた若者3人は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープし、戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島へと時代を駆け巡っていく。
今回到着した場面カットは、幕末維新に倒幕に奮闘した大久保利通(稲垣)、坂本龍馬(武田)、西郷隆盛(村田雄浩)が一堂に会して、日本の行末について談笑するシーン。
大久保利通役の稲垣は、大林監督が自身の番組『ゴロウ・デラックス』に出演した際、「次の僕の映画にでてよ」と言われたことが今回の出演につながった。稲垣は本作について「時空を超え、思想を超え、宇宙をも一気にとび超えていく世界観。大林監督でなければ1本の作品に納めることは不可能だったと思います。みずみずしく自由に広がる想像力には驚かされるばかりです。大切なメッセージを届けてくださり、ありがとうございます」とコメントを寄せている。
一方、これまで幾度も坂本龍馬役を演じてきた武田は「本作品では、何と驚く勿れ『坂本龍馬』役での出演です。
映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』は4月10日より全国公開。