新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて、さまざまな映画やドラマの撮影が中断を余儀なくされている中、撮影を続けていたミッキー・ローク主演の映画『Warhunt(原題)』が、無事撮影を終えたそうだ。

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 Varietyによると、同作はラトビアの首都リガで撮影を行っており、マスクと手袋の装着、1日に2度の検温、ソーシャル・ディスタンス、そして機材の消毒等、政府のガイドラインを遵守することで撮影が許可されたという。


 プロデューサーの1人であるユー・ファイ・スエンの話によると、国境が閉鎖されることを受けミッキーの入国を早めるなど、撮影のためにスケジュールを変更する必要があったという。

 撮影の様子について、「セットでの手続きが増えましたが、すぐにそれが普通になって皆も慣れました」と話し、例えばメイクでは、俳優それぞれに専用のメイクアップ道具を用意し、ブラシなどを共有しない、メイクアップアーティストたちはマスクをするなど、さまざまな対策が取られたそうだ。

 監督のマウロ・ボレッリは、「シュールだったけど、キャストとクルーたちはマスクや予防策にすぐに順応して、最終的にはより集中して効率よく撮影できたよ」と話している。

 本作は第二次世界大戦を舞台にしたファンタジー・ホラー。アメリカ軍のエリート部隊が秘密のミッションを遂行中に、ドイツの山岳地帯シュヴァルツヴァルトで敵陣の罠にはまり、魔女の集団に囲まれるというストーリー。ミッキーのほか、海外ドラマ『プリズン・ブレイク』のロバート・ネッパーや、映画『トワイライト』シリーズのジャクソン・ラスボーンらが出演する。