俳優の濱田岳と女優の水川あさみがダブル主演を務める映画『喜劇 愛妻物語』より、ティザービジュアルと2パターンの特報映像が解禁された。特報は、速射砲のように毒舌を浴びせ続ける妻のチカ(水川)と、それにたじろぎながらも応戦しようとする夫・豪太(濱田)の姿をほぼワンカットで捉えている。


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 本作は、結婚10年目にして倦怠(けんたい)期の真っただ中にいるセックスレス夫婦の愛憎劇が、“うどん県”こと香川を旅するロードムービー仕立てで展開する人情コメディー。『百円の恋』で国内映画賞にて日本アカデミー賞をはじめ数々の脚本賞を受賞した足立紳が、自身の赤裸々な夫婦生活を綴った同名小説を原作に、自らメガホンをとり映画化した。

 2019年度の第32回東京国際映画祭コンペティション部門にて、日本映画では初となる最優秀脚本賞を受賞。イタリアで6月から開催される欧州最大のアジア映画祭「第22回ウディネ・ファーイースト映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることも決まっている。

 濱田は倦怠期をものともせず、隙あればセックスに持ち込もうと思案をめぐらせるダメ夫・豪太を、水川は夫に罵声を浴びせながら家計や子育てのために奮闘する不機嫌妻のチカを演じる。また、豪太とチカの娘アキには昨年公開の映画『駅までの道をおしえて』で主演を務めた注目の子役・新津ちせ。
このほか夏帆、光石研、ふせえり、大久保佳代子らが脇を固める。

 ティザービジュアルでは、超ダメ夫の豪太(濱田)と超恐妻チカ(水川)の、怒り、悲しみ、喜び、笑いといったさまざまな表情が切り取られている。チカの「もう無理。別れたい。これ以上お前の顔見てたらヘドが出るわ」という心の叫びに加え、「結婚10年目。倦怠期。
セックスレス。笑えて、呆れて、呆れて、泣ける。愛憎渦巻く夫婦道。」とのコピーが添えられている。

 特報はA、Bの2パターン。Aは車中、Bは路上と異なるシチュエーションながら、ともに速射砲のように毒舌を夫に浴びせるチカと、それにたじろぎながらも言い返そうとする豪太、そんな両親の会話を全部聞いている娘アキの姿が映し出される。夫婦ふたりの痛快な口げんかをほぼワンカットで見せる、斬新な映像となっている。


 映画『喜劇 愛妻物語』は9月11日より全国公開。