新型コロナウイルス感染拡大に伴う“緊急事態”をテーマにしたオムニバス映画『緊急事態宣言』の制作が決定し、特報映像が公開された。斎藤工、ムロツヨシ、柴咲コウら豪華キャストと日本を代表する5組の監督が自由な発想で映画に挑む。

【写真】オムニバス映画『緊急事態宣言』監督陣

 世界中をパニックに陥れている新型コロナウイルス感染症。日本でも政府が「緊急事態宣言」を発出し、「外出自粛」「三密回避」「テレワーク導入」など、私たちの生活は一変した。人々は日常的に親しんできた娯楽のほとんどを奪われ、映画業界でも劇場の休館や公開延期に加え、邦画作品の撮影も休止や中止に追い込まれ、多くのクリエイターたちが発表の場や生活の糧を失った。

 本作はこうしたさなかで企画され、“緊急事態”の記憶や、それがもたらした変化や意味を、5人の監督たちの手で「映画」 の形へと刻み込む。

 今回制作されるラインナップは、園子温監督『孤独な19時』、中野量太監督『デリバリー2020』、非同期テック部(ムロツヨシ+真鍋大度+上田誠)監督の『DEEPMURO』、真利子哲也監督『MAYDAY』、三木聡監督『ボトルメール』の5作。公開された特報では、叫び、疑問を投げかけ、さまざま状況に困惑する人々が描かれている。

 『孤独な19時』には、斎藤工、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子、鈴木ふみ奈が出演。園監督は「現状が、『フィクションのような』時代に、頭が狂わないように、正気を保つために映画を作り続ける事が、大事だ」とコメント。斎藤は「この混沌とした時代を生き抜く先に光はあるのだろうか。列島が未曾有の疫病や災害に苦しむ中、暗闇にもがく中、映画に出来る事は何なのだろうか。その一つの答えを園子温監督は本作により出してくれたと思っています」としている。