アーノルド・シュワルツェネッガー主演映画『トータル・リコール』が4Kデジタルリマスター版で11月27日より公開されるのを記念し、シュワルツェネッガーの吹き替えを長年担当してきた声優の玄田哲章によるナレーション付きの最新予告編と、玄田からのコメント映像が到着した。

【動画】『トータル・リコール 4Kデジタルリマスター』玄田哲章ナレーションの90秒Ver予告

 スクリーン一面にノンストップで映し出される真っ赤な火星での大冒険、エクストリームなバイオレンス描写、そしてシュワルツェネッガーによるスーパーアクション。

公開当時、世界中を熱狂させたSF映画の金字塔が、1990年12月1日の日本公開から30年の時を経て映画館に復活。原作は『ブレードランナー』の原作者としても知られる巨匠フィリップ・K・ディック。『ロボコップ』のポール・バーホーベンを監督に迎え、当時の最高額となる7000万ドルもの製作費が投入された本作は、公開後全米初登場ナンバーワンを獲得。その後7週にわたり1位の座を守り続け、世界各地でも大ヒットを記録した。

 今回解禁された予告編は、玄田がシュワルツェネッガー役を務めたテレビ朝日版の吹き替えが採用されたもの。シュワルツェネッガー演じる主人公が、リコール社を訪れる場面からスタートし、激しい戦いを繰り広げながら火星への冒険へと向かう姿が圧巻のVFX満載で描かれていく。また、この予告編のために新たに収録した、玄田による「地球から火星。自分探しの大冒険。知らないオレが目を覚ます!」「火星の平和はオレが守る! シュワーッチ!」といった、気迫のこもったナレーションがさらに映像を盛り上げている。

 玄田はコメント映像で「『トータル・リコール』は私にとっても思い出深い作品です。当時まだCGというものが発展途上で、手作りのSF映画ということで、すごい衝撃を受けました。面白くて面白くて、感動の嵐でした。
彼のスクリーンでの大暴れ、誰もマネできないですよね」と当時の興奮を回想。また、数多くの作品でシュワルツェネッガーの吹替を担当し、本人からも「(吹き替えを)この先100年やってくれ」とお墨付きを得ている玄田にとって、本作が4Kデジタルリマスターとして再び映画館で上映されることについて「当時の思い出がよみがえってきますね。僕としては、彼と一緒に生きてこられたのは光栄の至りです。彼はまさに僕のグレートです!」と喜びをあふれさせた。

 そして最後は、吹き替え版の名セリフ「君は、君ではない。私なのだ」を引用し、「その答えはぜひ、劇場で確かめてくれ。それじゃ、劇場で会おう」とメッセージを贈り締めくくっている。

 映画『トータル・リコール 4Kデジタルリマスター』は11月27日より全国公開。

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