新型コロナウイルス感染拡大と政府による緊急事態宣言の発出を受け、俳優・山崎賢人主演『夏への扉 -キミのいる未来へ-』の公開日が予定されていた2月19日より延期されることが決まった。

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 製作委員会は、「新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)拡大の状況、日本政府による緊急事態宣言の発出という事態を重く受け止め、『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』の公開につきまして慎重に検討を重ねて参りました。

その結果、感染拡大の状況に鑑みまして、予定しておりました2021年2月19日(金)公開の延期を決定いたしましたことをお知らせいたします」と発表。新たな公開日は決定次第、本作公式サイト、公式SNSなどで告知される。

 本作は、1956年に米国で発表され、ハリウッドSF映画にも多大な影響を与えたロバート・A・ハインラインのタイムトラベル小説『夏への扉』を初実写映画化。舞台を日本に再構築し、1995年から2025年へ時を超え、人生のすべてを奪われた科学者が未来を取り戻す冒険物語を描く。

 山崎が主人公の科学者・高倉宗一郎を演じ、宗一郎が家族のように大切に思う恩人の娘・璃子役で清原果耶、30年後に目覚めた宗一郎に力を貸す人間そっくりなロボット役で藤木直人が共演。そのほか、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造らが脇を固める。
監督は、『フォルトゥナの瞳』の三木孝浩。

 1995年、東京。ロボット開発をする科学者の高倉宗一郎は、尊敬する偉大な科学者であった亡き父の親友・松下の遺志を継いだプラズマ蓄電池や実用化ロボットの完成を目前に控えていた。愛猫のピートと、松下の娘・璃子との穏やかな日常の中で研究に没頭する日々を送っていたが、裏切りにあい、自身の会社も発明途中のロボットや蓄電池を奪われてしまう。さらにコールドスリープ装置に入れられ、目が覚めると2025年の東京だった。ピートや璃子の死を知り、すべてを失ったと知る宗一郎は、変えられた運命を取り戻すため、30年の時を超えて璃子を救おうと決意する。