
会見は、現在、日本相撲協会と"八百長報道"問題で係争中の「週刊現代」(講談社)が主導し、元・若ノ鵬がロシア語のコメントを読み上げる形で行われた。元・若ノ鵬は同裁判で、講談社側の証人として法廷に立つことになるという。
日本相撲協会は、07年2月、八百長疑惑を報じた「週刊現代」に「名誉を傷つけられた」として、発行元の講談社と発行人、編集人、執筆したフリーライターを相手取り、計約4億8000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を起こしている。
●以下、若ノ鵬のコメントと質疑応答の全文
(日本語で)よろしくお願いします。みなさんこんにちは。
(以下、ロシア語で)本日はお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。そして、私がご迷惑をおかけしたことを、ここで改めて、お詫び申し上げます。
私は相撲が大好きで、もう一度相撲界に戻れることを信じています。しかし、現在の相撲協会は汚いです。たとえ私が戻れたとしても、今のままではがまんできません。何をされるか分からないからです。
私は16歳で日本に来ました。それから相撲の世界に入りました。強くなりたい、大関、横綱になりたいと思い、がんばってきました。しかし、やっと幕内に上がれたと思ったら、無理やりに、アンフェアな取り組みを強いられ、お金を渡されました。