現役デスクに聞くアニメ制作現場の"低賃金"と"海外流出"

       

 スタジオジブリの映画『崖の上のポニョ』が空前のヒットを飛ばすなど、一見活況を呈しているかのように見えるアニメ業界。だが、その制作現場ではスタッフたちが想像を絶するような過酷な労働を強いられているという。その実情を垣間見るべく、テレビアニメの現役制作デスクに話を聞いた。

──まず、制作デスクという仕事について教えてください。

「一本のアニメを作るためには、シナリオ、原画、動画、撮影など様々な役割の人間が関わることになる。その人たちの動きを管理して、〆切に間に合うようにスケジュールを調整するのが制作デスクの仕事だよね」

──おおまかに言って、どれくらいの人数が関わるんですか?

「30分アニメを作るのに、100人程度の人が関わってる。もちろんそれ以上の人を使って丁寧に作ることもあるけれど、一般的な予算ではこの程度が限界。しかも、一カットの原画料はロボットの派手なアクションであろうが女の子の動かないアップ一枚でも同じ値段。当然みんな簡単なカットばかり書きたがって難しいカットは余っていくことになる」

──誰も描きたがらないカットはどうするんですか?

「そこで登場するのが海外。ギャラは日本より安いしどんなに難しいカットでもやってくれる。ネットが発展してからほぼタイムラグなしで上がりが来るから楽だしね。海外に出す方が安いからどんどん海外に出す。『東映アニメーション』なんか原画から撮影まで全部フィリピンの子会社に出しているよ」


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2008年11月4日の社会記事

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