無差別殺傷事件はメディアの食品業界タブーが生んだ!?

       
「犯罪者である彼あるいは彼女にも我々同様に人生があり、そして罪を犯した理由が必ずある。その理由を解明することはまた、被害者のためにもなるのでは?」こんな考えを胸に、犯罪学者で元警視庁刑事・北芝健が、現代日本の犯罪と、それを取り巻く社会の関係を鋭く考察!


 年始一回目の今回は、昨年2008年に起きた犯罪を回顧し、再び同じような事件が起きないようにするために、私たちはどうすればいいのかを少し考えてみたい。昨年も、数多の悲惨な事件が起こったが、特に印象的だったのは、被害者を選ばない無差別の「動機なき」凶悪犯罪が多発したことである。年始早々、戸越銀座(東京都品川区)で1月5日に発生した、5人を切りつけた通り魔事件に始まり、3月には茨城県土浦市で、2人が死亡、7人が重症を負う連続殺傷事件が起きた。そして6月8日には、秋葉原(東京都千代田区)で、死亡者7人、負傷者10人という無差別殺傷事件が起きた。そのほかにも、大阪駅構内での通り魔事件、東京都八王子市での通り魔事件など、枚挙にいとまがないほど、「動機なき無差別殺傷事件」が起きた1年であった。

 何の殺されるいわれもない被害者の側からすれば、事故としか言えないこれらの事件であるが、一部では容疑者たちへの率直な共感を語る人が多かった。秋葉原における事件では、ネット上で加藤智大容疑者(26)に対して「格差社会の英雄」「神」などと賛辞を述べる現象があり、事件は多面的な意味合いを持った。思考と情動の暴発にすぎなかったはずの彼の行動が、瞬く間に現在の日本における負け組の英雄、代弁者として語られたことで、「社会弱者によるテロ」となったのである。また、加藤容疑者や土浦連続殺傷事件の金川容疑者が、あの神戸連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗や、西鉄バスジャック事件の容疑者と同年代であることから、「暴発する世代」論にも発展した。


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2009年1月16日の社会記事

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