<対談>麻原彰晃四女・松本聡迦×脳機能学者・苫米地英人【2】

松 そうですよね。ただ、苫米地さんの本を読んで、自分も強い洗脳は受けていたと思いました。

苫 俺の本のどこを読んでそう思ったの?

松 全体的に思いましたけど、特に「アンカー」という概念が自分自身の経験と合致して、すごく納得できました。

苫 アンカーっていうのは、記憶の中に植え付けられてしまう「いかり」のようなものだよね。本人は無自覚なのに、「トリガー(引き金)」と呼ばれる特定の条件が加わると、アンカーが表に出てきてしまう。オウムの場合で有名だったのは、教義に疑念を抱くと、体が震えだすというアンカーを信者に埋め込んでいたりしたこと。この場合、疑念を抱くということが、トリガーになるわけ。聡迦さんの場合は、どんなアンカーを?

松 オウムの真理とか父とかに逆らうくらいだったら、死んだほうがましだという考えを起こしてしまうことは、苫米地さんは本の中で「一部の幹部に」と書いていましたが、きょうだいやたぶん母も植え付けられていたと思います。ほかに、子どもにだけ植え付けられたアンカーもあると思います。

苫 それはどんなもの?

松 「あなたたちは現世(オウム以外の社会)で生きたことがないんだから、常識を知らないし、絶対生きていけないから、オウムの中で生きていくしかない」というものです。

苫 教団の外には出さない、社会の価値観に染めさせないということだね。

松 それを姉たちも私も弟たちもみんな植え付けられているので、仕事に就いたとしても、トリガーとなる何かのきっかけで、それが蘇ってきちゃって、不安になって仕事が続けられないんですよね。


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2009年3月19日の社会記事

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