芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 筆者が沖縄に行くときは、不思議なほどに大きな芸能事件が起こる。昭和の歌謡界の女王だった美空ひばりさんが亡くなり、尾崎豊さんが謎の死を遂げた。

当時は、パソコンが普及していない時代。資料もないので、自分の記憶と電話取材で原稿を書き、ファックスで東京の新聞社や雑誌社に送っていた。だが、最近は、資料を収め、ネットで簡単な調べものならできるノートパソコンを持っているので、安心して沖縄へ旅行ができる。4月の中旬に、女房と沖縄に3泊4日の旅に出かけた。

 沖縄サミットが開催された名護市のリゾートホテル「ブセナテラス」の目の前にあるゴルフ場・喜瀬カントリーでプレイしたが、ここでは純朴そうな沖縄青年のキャディが付いてくれた。

 こういう時でも職業柄、"芸能人は来るの?"と聞いてしまう。するとこのキャディ、「2週間前に、松田聖子さんが、お嬢さんの沙也加さんや男性数人と来てました」と言うではないか。プレイ中にもかかわらず、頭の中はすでに仕事モード。

「男の中に、がっちりした体格のマネジャーがいなかった?」

「いませんね。すらっとした40代前後の男性が沙也加さんと仲がよさそうでした。みなさん、ゴルフ場のコテージに泊まりましたよ」

「その男性って、波多野さんって、言わなかった?」

 筆者がこう聞いたのも、聖子がかつて2年半で離婚した審美歯科医の波多野浩之さんと、最近になって復縁したという情報を掴んでいたからだ。キャディは「そう、波多野さんと呼んでましたね」と言った。

間違いないようだ。

 プレイが終わって、ゴルフ場で2週間前の予約を確認したところ、確かに「波多野」の名前で予約してあった。これはちょっとしたスクープかなと思う一方、これで、聖子がマネジャーと別れてくれるんじゃないかと、他人事ながらホッとした。

 波多野さんと離婚後、聖子はミュージシャンの原田真二と不倫関係にあったが、04年に破局。その直後に、聖子の事務所内で、元スポーツトレーナーで整体師のKが、いきなり専属マネジャーとなったことから、「聖子の新しい愛人ではないか?」と噂された。実はこのKは、たけし軍団から"指名手配"されていた、いわくつきの人物だったのだ。Kは、マッサージ師として、ビートたけしと知り合い、その後、たけしに気に入られて付き人になり、ハリウッド映画『BROTHER』には、チョイ役で出演までした。

「撮影当時、たけしの娘の井子ちゃんが、ロスに留学中だった。そこで、井子ちゃんとKは深い関係になったんです。Kは『井子さんと結婚したい』とたけしに言ってきた。たけしは渋々認めたものの、結婚するにしても、生活費も家財道具もないということで、家財道具を揃えてやって、支度金として、高額なお金を渡したんです」(事情を知る番組プロデューサー)

 その額、一説には2,000万円と言われている。だが、Kはその後、井子と破局。

その金を返済しないまま姿を消した。たけしの弟子であるたけし軍団のメンバーが「許せない」と"指名手配"していたところ、ちゃっかり、聖子の愛人兼マネジャーに納まっていたのだ。それどころか、数年前から聖子の自宅に居ついてしまい、実母は肩身の狭い生活を送り、Kを嫌った沙也加は家を出て一人暮らしを始めたという。

 沙也加同行の沖縄旅行で、前夫の波多野さんと復縁ということになれば、特にマネジャーとしての才能があるわけではないKはお払い箱だろう。金を持ち逃げした男が、ヌケヌケと芸能界で生きていること自体、異常なことだ。聖子には、波多野さんとの復縁で、Kとの関係を清算してほしい。
(文=本多



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