米原子力空母ニミッツ乗組員120名が日本の戦艦保存のボランティア

「三笠」建造時の乗組員と親交のあったイギリスの貿易商、ジョン・ルービン氏は、昭和30年に来日した際に「三笠」の惨状を知って深く悲しみ、帰国後「ジャパンタイムス」にこのことを寄稿。記事は大反響を巻き起こし、「三笠」復元の機運がアメリカから起こるという事態に。そして、生前の東郷平八郎の優れた人間性に深く心酔していた米海軍司令官、チェスター・ウィリアム・ニミッツ提督をはじめとする米海軍の協力や、これに後押しされた日本政府の支援、一般からの募金などにより、「三笠」は昭和36年に現在の姿に復元されたのだ。復元後、ニミッツ氏は以下の一文を日本人に寄せている。

『東郷提督の旗艦として名を残す三笠の復元を支援された全ての日本の愛国者へ "東郷提督を尊敬し、師と仰ぐ"米国海軍元帥 C.W.ニミッツ』

 空母ニミッツの名がニミッツ元帥から由来していることはいうまでもないが、今回のボランティアは「三笠復元の物語を知った乗組員たちが、いわばニミッツ氏の魂を引き継ぐ形で行ってくれました。大変ありがたいと思っています」(三笠保存会=神奈川県横須賀市)とのこと。「約6,000名の船員にボランティアを募ったところ数百名が手を上げたため、掃除道具の数や三笠の規模を勘案して120名に絞りこんだと聞いています」(同)。

 現地で塗装作業をする船員たちに話を聞くと、A・ロッド似の屈強な20代男性は「よほど若い乗組員でもトウゴウの名前を知らない奴はいない。我々はみんな彼をリスペクトしているよ」との答え。めがねをかけた小太りの女性船員は「ペインティングをすることで彼ら(ニミッツ氏や東郷氏)の歴史と関われることは非常に光栄。日本人もこの艦を大事にしてほしい」としみじみ語った。


あわせて読みたい

日刊サイゾーの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

社会ニュースアクセスランキング

社会ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2009年8月27日の社会記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

国内に起きた最新事件、社会問題などのニュースをお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。