成熟に背を向ける森田芳光監督が語る「お金と映画」にまつわる本当のところ(前編)

成熟に背を向ける森田芳光監督が語る「お金と映画」にまつわる本当のところ(前編)
13年ぶりとなるオリジナル作品『わたし出すわ』で、<br />世にお金の使い方を問う森田芳光監督。<br />「才能や夢に対して、もっと投資していいのでは」<br />というのが森田監督の考えだ。大監督にも関わらず、<br />気さくに"出すわ"ポーズをとってくれた。

 実家を担保に自らの手で製作費3,000万円を用意し、商業デビュー作『の・ようなもの』(81)で映画界に斬り込んでいった森田芳光監督。その後は『家族ゲーム』(83)、『それから』(85)、『(ハル)』(96)、『阿修羅のごとく』(03)、『間宮兄弟』(06)......とその時代の空気を鮮やかに写し取った意欲作を放ち続けている。小雪主演の最新作『わたし出すわ』は、ネット時代の人間関係を先取りした『(ハル)』以来となるオリジナル作品。"お金"をテーマにしながらも、初期の森田作品を彷彿させる不思議な味わいのあるものとなっている。今や日本映画界を代表する"大監督"である森田監督が、お金のこと、そして日本映画界の今後について忌憚なく語り倒した。

──『わたし出すわ』、面白かったです。『失楽園』(97)以降、原作ありきが続いていましたが、久々に森田監督らしさに溢れた作品だなと感じました。

「ありがとうございます。まぁ、いつも"らしい"作品を撮ってきたつもりですけどね(笑)」

──M・ナイト・シャマラン監督ばりにミステリアスな展開、その上で森田監督ならではのユーモアがまぶしてある。森田監督としては、「予算さえあれば、シャマラン監督より面白い作品を撮ってやるぜ」という心持ちでしょうけど。

「ははは、本音を言ったらね(笑)。まぁ、今回の『わたし出すわ』というタイトルは、デビュー作の製作費を自分で用意したボクの頭の中にずっとあった言葉なんです。『製作費、わたしが出しましょう』と名乗り出てくれる人物が現われないかなぁといつも思っているわけですよ(苦笑)。映画業界では、予算と作品の質の関係、新しい才能への投資など常にお金の問題が付いて回りますからね」


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