
「ととのいました! 電車とかけまして、かつらのコマーシャルとときます!」
「そのココロは!?」
「東武東上(頭部・頭上)あるんです!」
「おぉー(笑)!」
昭和の香り漂う「なぞかけ芸」に、若い観客が一斉に沸く。3月18日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催された「WコロンPRESENTSなぞかけナイトvol.3」。お笑いコンビWコロン(ねづっち・木曽さんちゅう)の声がけで集まった若手芸人たちが、ただひたすらに夜中まで「なぞかけ」をやり続けるというシュールなライブだ。
この日の出演はWコロンの2人とナイツの土屋伸之、U字工事の福田薫、インスタントジョンソンのじゃい、くじら、超新塾のドラゴン高山。観客からアットランダムに出される共通のお題に対し、木曽さんちゅうを除く6人が次々に手を上げてなぞかけを行い、これを木曽が瞬時に解説してテンポよく場を回していく。
もともとはWコロンらが、芸人仲間と居酒屋で飲みながら何時間もなぞかけをして遊んでいたものを「このまんまライブでもやっちゃおう」とはじめた企画。従って、なぞかけをやる側の芸人も観る側の観客も、ひたすら酒を飲み続けながら進行するというのが基本ルールだ。
テレビ朝日系『アメトーーク』町工場芸人の回で一躍注目を集めたWコロンのねづっちについては既報のとおり(記事参照)。その後コンビの露出は飛躍的に高まり、この日のライブも民放キー局2社が密着取材。チケットも全100席が5分で完売という人気ぶりだ。「今もっとも注目されているコンビの一つ」(阿佐ヶ谷ロフトAスタッフ)であることは間違いなさそうだ。