
昨年、朝青龍が東京・両国国技館の正面玄関前にオープンさせたちゃんこ店「ワールドちゃんこ朝青龍」が大ピンチだ。
先日、同店の関係者が知人に対して「朝青龍の名前が使えなくなるかもしれないから、ワールドちゃんこ曙にしようかと交渉中」と語ったというのだ。
「ワールドちゃんこ朝青龍」は実際には朝青龍が経営する店ではなく、名義を貸した形だったが、これは当初、日本相撲協会員の副業が禁止されているためと伝えられていた。朝青龍が引退したいま、本人が堂々と経営に乗り出せるはずなのだが、何があったのだろうか。
同店のオーナーを名乗る二瓶一将氏は、朝青龍に暴行騒動が起こった際、実話誌などにも登場し「朝青龍が怒ったのは理由があったはず」「アンチも後で彼の人柄が分かる」などと擁護していたのだが、1カ月ほどして連絡を取った知人男性によると「その後、朝青龍に裏切られたと一転して批判するようなことを延々と話し、曙との交渉がほぼ成立しそうだと言っていた」という。
ただ、そもそも朝青龍が「ワールドちゃんこ朝青龍」にはほとんど関与していなかったと語る角界関係者もいる。
「おそらく店に顔を出したのも数回程度でしょう。オーナーの二瓶氏は朝青龍の個人マネジャーの兄である一宮章一の知人。もともと相撲に興味はなく、大のプロレスファンとして知られている人物です。一時はリング上にも出演し、大仁田厚と漫才をしたこともありました。実話誌のインタビューでは朝青龍の具体的なエピソードはほとんど話してなく、テレビを観ていれば分かるような印象論ばかりで、あまり親しい関係にはないのが分かります。彼はヤクザにしか見えないルックスで本職の方々との付き合いもささやかれ、実際、過去に他のレスラーを"俺には暴力団がついている"と脅迫して逮捕されたこともあった。今後、日本の芸能プロと契約して芸能活動を目指す朝青龍が、名義貸しに慎重になってもおかしくはない」