いま子どもに人気の芸人といえば? オードリー? あるいは、はんにゃとか? いや、「好きな芸人」として彼らの名前を挙げる子はいても、マネをする子はいま、巷であまり見かけない。
子どもたちがいま夢中なのは、キャラたちまくりの戦場カメラマン・渡部陽一と、意外な芸人――「楽しんご」だという。
楽しんごとは、「東幹久さんが言いそうなセリフ」と高い声で言った後、低い声でモノマネをし、その後に腰をくねらせながら高い声で「あ~ん♪ ドドスコスコスコドドスコスコスコドドスコスコスコ ラブ注入♪ バンバン!」とやる芸人のこと。
かつて『エンタの神様』(日本テレビ系)に出ていたときは、番組内限定ユニット「Mint姉弟」の「乙女な弟」をやっていたが、ピンで見るようになったのは、昨年の『あらびき団』(TBS系)から。
フリー芸人だった彼を、よしもと興業がスカウトしたという異色の経歴の持ち主で、整体師としても活躍中だが、さらに驚くのは、そもそも下ネタ満載の"深夜枠芸人"に見えた彼が、いつの間にか子どもたちの人気者になっているということだ。
小学校などで「ドドスコスコスコ ラブ注入♪」とマネしている子は多く、ネット上にも、子どもたちがハマッている・マネしているという声や動画などを多く見ることができる。
実際に楽しんごのモノマネをする小学生たち(男女数名)に、彼の魅力について聞いてみると......。
「楽しんご? 別に好きじゃない」「キモい」「動きがヘン」「"楽しんご"なのに、楽しくない」など、意外にも否定的な声が続出! にもかかわらず、「ドドスコスコスコ♪」とモノマネはしっかり披露してくれる。「好き」と「マネしたい」とは別なのか。
「昨年のオードリー・春日の『トゥース!』とか、数年前の小島よしおの『そんなの関係ねぇ!』、IKKOさんの『どんだけぇ~』、さらに古くは、レイザーラモンHGの『フォー!』などと同じで、音の響きや動きが特徴的なので、子どもウケするんでしょうね」と話すのは、あるテレビ雑誌関係者。
だが、「そんなの関係ねぇ!」や「フォー!」と大きく違うのは、子どもたちの母親など、女性たちが多く支持しているということだ。
「楽しんごって、普通にカッコいいよね」「女の子にしか見えない! 可愛い」「背が高くて、顔が小さくてスタイル良すぎ。羨ましい」など、ルックスに関する女性の声は多く見受けられる。
さらに、特徴的なのは、多くのオネエキャラと違って、「毒を吐かないこと」を支持する声が多いこと。
ところで、よしもとには、芸人としては「?」だが、先輩芸人の女遊びサポート・飲み会セッティング担当として「カラテカ・入江」が活躍している。これが会社の一種の"福利厚生要員"だとすると、同様に、楽しんごも、もし一発屋で終わったとしても、その後は芸人たちの整体師として活躍してもらえる福利厚生的な目論見があったりして? だとしたら、さすが商人・よしもと。ちゃっかりしてます。
(「サイゾー裏チャンネル」より)
【関連記事】
本家からクレームか!? 「きたなシュラン」が不可解なタイトルリニューアル
通販かコントか!? TOKYO MXの新番組『スイーツドリーマー』に注目!
「エハラマサヒロと兄弟!?」NHK朝ドラ『てっぱん』の遠藤要がブレイク寸前!