【東日本大震災】原発職員がこぼした本音、略奪を踏みとどまらせた被災者の心

【東日本大震災】原発職員がこぼした本音、略奪を踏みとどまらせた被災者の心
       
いわき市の小名浜港。打ち上げられた漁船を地元の
主婦がハンディカメラで撮影していた。ここから北上
して四倉町に入る。

 原発施設から30キロ以上離れているために「避難勧告」も「屋内待機指示」も出されず、情報も移動手段もない中で、過酷な自己決断を迫られている住民の苦悩については既報の通り(記事参照)。

 80歳の女性が被災後も営業を続ける乾物屋さんを後にし、県道352号線(豊間―四倉線)をさらに北上する。ほどなく国道6号線「越前浜街道」と合流し、道の駅やホームセンターなどが「あった」同町3~5丁目のエリアへ。地震が起こるまで観光客や地域住民のくつろぎの場だった「道の駅 よつくら港」は爆撃を受けたかのように破壊され、大型ホームセンターも見るも無残な姿を晒している。

 国道を挟んだ民家の前には乗用車が不可思議に重なりあい、壁に突き刺ささるように車体を横たえている。ニュース映像で惨状は散々見せつけられてきたはずだが、皮膚感覚で見る現場の空気に言葉を失う。


道の駅「よつくら港」付近にて。乗用車が折り重な
り、住宅に突き刺さる。非日常的な光景が一面に広が
り、現実感が薄れてくる。

 民家の片付け作業していた一人の男性と立ち話になる。聞けば、偶然にも(?)福島原発の関係者だという。同原発を管理しているのは言うまでもなく東京電力。だが、実際に現場に携わっているのは東芝、日立、IHIといったいわゆる「協力会社」と、その下請け、孫請け業者である。男性はそのうちの一社に約20年以上の期間を勤務(本人の希望で社名は伏せる)。地震発生時は広野火力発電所で作業の真っ最中だったが、敷地内の高台に避難して職員全員が命をとりとめた。男性の住居は四倉町ではないものの、この日は知人の家の片づけを手伝いにきたのだという。


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2011年3月28日の社会記事

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