ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』
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メタリカが楽曲提供している『メタルヘッド』。
ナタリー・ポートマンの初プロデュース作なのだ。
(c)2010Hesher Productions,LL

 アスリートでいえば"ゾーン状態"に入っているのだろう。今年のアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンが絶好調だ。仕事に追われている研修医が幼なじみとセックスフレンド契約を結ぶエロチックコメディー『抱きたいカンケイ』がこの春スマッシュヒットし、『ブラック・スワン』もオスカー受賞効果で絶賛ロングラン公開中。7月2日(土)より公開されるSF大作『マイティ・ソー』ではアメコミ世界にシェークスピア劇っぽい格調を与え、継母役を演じた感動の家族ドラマ『水曜日のエミリア』も同日公開。スクリーンごとに様々なナタリー・ポートマンがいる。『ブラック・スワン』で共演したフランス人振付師ベンジャミン・ミルピエと出来ちゃった婚し、6月にめでたく出産。公私ともにイケイケでアゲアゲ。そんなナタリー・ポートマン出演作の中で最も異彩を放っているのが、6月25日より公開中の『メタルヘッド』。新人監督スペンサー・サッサーの長編デビュー作である本作で、ナタリー・ポートマンは助演&初プロデュースを買って出ている。

 メタルヘッドと聞いて、「ヘビメタ映画かよ」と思った人はご明察。不景気な小さな街に大迷惑なヘビメタ野郎が流れてきて、ひと騒ぎ起こす物語なのだ。母親を交通事故で亡くして塞ぎ込んでいる少年TJ(デヴィン・ブロシュー)の家に、ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と名乗るヘンテコなヘビメタ野郎が勝手に上がり込んできて、居候を決め込む。このヘッシャーなる男、パンツ一丁で家の中をうろうろし、近くの電柱によじ登り、無断でケーブルをいじって有料のアダルトチャンネルを見放題にしてしまう。誘ってもいないのにテーブルに着いて晩飯を食べ出す。ガレージでヘビメタ音楽を大音量で流す。少年TJは口あんぐり。しかも、趣味はお手製の爆弾づくり。見るからにヤバい人なので、怖くてお引き取り願えない。同じ居候でも、『侵略!イカ娘』(テレビ東京系)のようなかわいげはまったくないでげそ。


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