7月末に発売された「BUBKA」(コアマガジン)で、とある女性のベッドイン&キスショット写真が「国民的アイドル平■綾!? ニャンニャン写真衝撃流出!!」のキャッチとともに掲載された。

 『涼宮ハルヒ』シリーズ、『らき☆すた』シリーズのメインヒロインを演じ、歌手としてもスマッシュヒットを多数飛ばしたアイドル声優・平野綾そっくりの女性のあられもない姿の数々に、「まさか、僕らのデコビッチ(ネットにおける平野の愛称)が本物のビッチになった!?」とファンに衝撃を与えたかと思えば、翌週発売された「FRIDAY」(講談社)では、「衝撃ヌード平野綾 流出した『ベッド写真』の真相」のタイトルとともに、「平野はバックバンドメンバー4人のうち、3人と次々と親密な関係になったため、昨年末のライブを最後にメンバーの入れ替えが行われた」といった関係者のコメントが掲載。

「BUBKA」掲載の流出写真は本人のもの、とほぼ確定されてしまった。

「昨年後半から、アイドル声優としての枠を超えたタレント的活動にシフトし、メディア露出を増やしてきた彼女は、バラエティ番組などで度々恋愛に関するぶっちゃけトークを連発してきました。そのせいで、『処女性』を重視するアニメファン、声優ファンからは冷ややかな目で見られるようになりました。それでも彼女のファンは、アンチからは『ライフライナー』と揶揄されながらも健気に応援していましたが、一連の流出騒動がきっかけで息も絶え絶えといった様子です」(芸能ライター)

 それまで頻繁に書きこまれていた平野本人のTwitterも、「BUBKA」発売直後の7月28日を最後に停止状態。さらに連日更新されているオフィシャルブログもイベント出演に関する話題のみことで、一連の騒動についての彼女の忌憚ないコメントを聞いてみたいところだが、8月12日、国内最大の匿名掲示板「2ちゃんねる」において、オフィシャルファンクラブ「平野塾」終了と平野綾が事務所を退社するとの告知が届いたとの情報が、写真とともに掲載された。

 これにはネット住民たちも「文字どおりの終了」「ハルヒの声はどうなるんでしょう」「MUTEKIへようこそ」と、事実上の解雇宣言に騒然となっている。

 とはいえ、これまでもTwitter上で事務所批判を繰り広げ、フォロワーの煽りにたびたび反応し炎上を繰り返すなど、事務所としても扱いづらい存在となっていたのは明らか。

 また、関係者の話によると、

「実は昨年後半、平野本人が現在の事務所に内緒で他の事務所への移籍を画策していたことがあるらしく、それが発覚した時は事務所スタッフに土下座することで不問にされたそうですが......」

 という驚きの事件も水面下では起こっていたという。

 仮にこれが事実なら、平野の所属部門が声優から芸能に移ったタイミングや、年末のラストライブから歌手活動停止までの流れが一つの大きな流れに沿ったもののように思える。

 逆に言うと、これら平野綾にとって逆風のように見えた展開は、事務所から彼女への最後通牒のようなものだったのではないだろうか。

 せっかくのラストチャンスを踏みにじるような騒動を引き起こし続けた彼女に、13年間、平野綾の面倒を見てきた事務所が匙を投げてしまったのも無理からぬことのように思える。

 このような大騒動を引き起こした平野綾の今度の活動だが、2012年に公開が予定されている劇場用アニメ『傷物語』の登場キャラクターであるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役を、ドラマCD版に続いて演じるのかどうかはファンならずとも気になるところだろう。

 人気シリーズ待望の劇場作品ということで、アニメファンの間で話題となる事必至の同作。キスショット写真でキスショット役を失う......などということのないように願いたいものだ。
(文=マーブル吉田)

※編集部追記(8月12日15時03分)情報サイト「ナタリー」に、平野綾の退社について事務所側は「事実です」と認めたとの報道がありました。
http://natalie.mu/music/news/54738



【関連記事】
「平野綾は神!」"アイドル評論家アイドル"鎌田紘子が語る「アイドル論」
オタクトップアイドル平野綾 凉宮ハルヒ"声優の憂鬱"
「なっちゃん」星井七瀬がレズビアンを告白 平野綾とも共通する20代前半の悩みとは?