30日に放送された『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の第8話が平均視聴率29.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録するなど、今期好調なテレビドラマ界にあって、ひとり取り残された形になっている『南極大陸』(TBS系)。27日の最新話も13.4%と、製作費に20億円をかけたTBSとしては非常にコストパフォーマンスの悪いコンテンツとなってしまっている。
TBS局員は「子役の芦田愛菜ちゃんの露出を増やすなど、なりふり構わぬ作戦に出ましたが、視聴率低迷を食い止めることはできなかった。打開策? 今のところないですね。キムタク主演ということで、1話カットというわけにもいきませんし......」と頭を抱える。
別の関係者も「初回放送は20%を超え、浮かれたジャニーズサイドはキムタク本人の喜びコメントを御用マスコミに流しましたが、今となっては恥ずかしい限りですよ。プロデューサーは大ヒットドラマ『JIN-仁-』(TBS系)と同じ人物で、このドラマもヒットさせれば将来の幹部は約束されたも同然でしたが、この状況では出世はおろか、他の部署に飛ばされるかもしれませんよ」と話す。
一方、"視聴率神話"が崩壊し、大ショックを受けているかと思われたキムタク本人は、意外なほどあっけらかんとしているという。
「ドラマで共演した香川照之さんとは連絡を取り合う仲で、厳しい現状にも『まあ、しょうがないよね』と他人事なんだとか。むしろ、撮影が終了しても、ヒロインの綾瀬はるかさんの天然ボケや過酷なロケ話をネタにして大盛り上がりしているそうです。開き直っているとしかいいようがありませんよ」(ドラマ関係者)
長年、日本の芸能界のトップに君臨するキムタクだからこそ、失敗した時の対処法も熟知しているのかもしれないが......。
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