新宿の劇場に通い詰める名物男が語る2011年、本当に面白かった邦画・洋画

 正統派・長澤まさみと同じくらい、タイガーがぞっこんなのが個性派の吉高由里子だ。

4月に公開された吉高由里子主演コメディ『婚前特急』。震災のため試写やイベント中止になりながらもスマッシュヒット。

タイガー テアトル新宿で『婚前特急』の舞台挨拶があったんで、バラの花束を持っていったんだよ。劇場スタッフに頼んで間接的に渡したんだけど、ステージ上から吉高由里子ちゃん、「新宿タイガーさん♪」ってお礼の言葉を投げ掛けてくれたんだよ。もう、野生の虎の心臓がキュンキュンキュンだよ(笑)。彼女は『蛇にピアス』(08)も良かったけど、コメディがすごく合う。5人の男たちに5股掛ける小悪魔的なヒロインだけど、あの役を演じられるのは吉高由里子だけ。彼女のために作られた映画だね。この数年のコメディ映画で、あんなにノリのいい邦画はなかったんじゃないの。『デンデラ』にも出ていた白川和子の台詞、「あんたたち生きているうちに、思いっきりケンカやんなさい。死んだらケンカできないんだよ」も良かったしね。

 映画評などは事前に読まずに、野生の勘で面白そうな映画を選ぶ。アクション映画から社会派作品まで、幅広く観ているのだ。

タイガー メル・ギブソン主演のアクション映画『復讐捜査線』は、新宿ミラノの大スクリーンで観たよ。メル・ギブソンは『パッション』(04)、『アポカリプト』(06)と監督業が続いていたけど、『復讐捜査線』は久々にアクション俳優としての本領を発揮した力作。娘を殺された刑事がたった1人で、巨大企業に挑んでいくんだよ。新宿武蔵野館で公開したドニー・イェン主演の『イップ・マン 葉門』も迫力あったね。ドニー・イェンはブルース・リーの後継者か? いや、ブルース・リーは唯一無二のヒーロー。ブルース・リーの後継者には誰もなれないよ。でも、香港アクション映画の歴史を今に伝える"夢の後継者"とならドニー・イェンのことを呼んでいいかもしれない。『ラブ&ドラッグ』はアン・ハサウェイ目当てで観たけど、医療業界の内幕を描いたストーリーも面白かった。あと、社会派ドラマ『ウィンターズ・ボーン』も良かった。幼い弟と妹の面倒を看ながら、家を出た父親を少女が探すストーリー。主演のジェニファー・ローレンスが少女から大人へと変わっていく姿がすごくいいんだよ。社会派サスペンスだと、ナオミ・ワッツとショーン・ペン主演の『フェア・ゲーム』。イラク戦争時の米国政府の陰謀を暴いた実録もの。日本だと、なかなかこういう映画は作れない。自分の国の問題点も堂々と描くところがアメリカ映画の素晴らしさじゃないかな。表現の自由が認められている国なんだな~と感じるよ。


あわせて読みたい

日刊サイゾーの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

芸能総合ニュースアクセスランキング

芸能総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2011年12月31日の芸能総合記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

話題の芸能人のゴシップや噂など最新芸能ゴシップをお届けします。俳優やタレントやアイドルグループなどの情報も充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。